ohtematic.com

news

date 2006.7.18
category living
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

tomita


その場にハマる音楽は何だろうか?と考えるのは楽しい。タイムトンネルにはどんな音色が似合うだろう。冨田勲のアルバムを2枚買ってみた。「惑星」(上)が発表された1976年は、全米で「スター・ウォーズ」が公開された年である。シンセサイザーは未来を象徴する音楽でもあったが、「スター・ウォーズ」は敢えて生のオーケストラにこだわった。もともと過去を描いた話であるし、何よりルーカスは、「最新技術を惜しみなく導入するも、流行りの演出は避ける」というスタンスを貫き通している。冨田勲の姿勢も似たものがあるのか、当時のシンセサウンドとは若干の接点はあるものの、今聴いても古さは全く感じられない。この「惑星」をテーマにした「THE PLANETS THE VIDEO」という作品を、オーディオ+ビジュアルのマスターであるDr.Hammerさんに見せて頂いた事があった。NASAのドキュメント映像や、手描きアニメ、CGなどを織り交ぜた内容だった。音楽とは違い、ビジュアルについては時代を感じてしまうのだが、僕自身がこの「惑星」のジャケットに見られる様なSFアートに多大な影響を受けていることもあり、資料的な価値は十分。今でも手にはいるのだろうか。
写真下は「different dimensions」というタイトル・・・直訳すると「異次元」です!1974年から1984年にかけての作品を集めたもの。テイ・トウワも真っ青の風貌ですね。
両者とも夏の星空に溶け込むような音像が展開されています。興味のある方は是非・・・ネット上で試聴が出来るかも知れません。

Comments: 2 comments

  1. 青木 薫

    偶然ですが私も最近この「惑星」を購入しました。夏なんでSFです。
  2. 青木薫さん→
    うわ〜偶然ですね。コウイチ氏も聴いているらしいです。やはり夏はSFに限りますね。このアルバムが創られた時代、音楽も美術も、SFがキーワードになっていましたよね。やはり、その影響下で育ったので、今頃になってジワジワとパンチが効いてきた感じがします。