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date 2006.8.20
category garden
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港にて


鹿児島本港を散策してみた。ドルフィンポートで夕食を食べた後、いい風が吹いていたので・・・。入場券もないまま、船の近くまで行けるとは知らなかった。この場所、妙なムードに包まれている。夏の夜の匂いと、海の香りが混ざっている。そして巨大な船。離島航路という雰囲気が最高。細野晴臣の三部作を思い出したり。あたりは薄暗くて、夜釣りで「変な魚」を釣りあげた人たちが、針を外すのに苦労している姿が見えたり、船員の方達が、直接地面に寝転がって休んでいる姿も見える。ドルフィンポートは、言って見れば最新式の商業施設だが、そこから徒歩5分ほどで、この不思議な世界観を体験出来る。敷地にはかなり余裕がありそうなので、例えばカウンター5-6席しかない「南洋クラブ」というバーがあっても良いだろう(昔、イラストで描いた)。20席しかない映画館も似合いそうだ。ドルフィンは家族向けなので、この本港は大人向けの静かなお店が幾つか並んでいれば楽しいと思う。東京なら間違いなく「えきなか」ビジネスが成立する場所だろうが、そういう前例の真似をすることなく、新しい街が作れそうだ。

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