どうぶつ達の死(前)
ドン!という音がした。シロハラの幼鳥がアトリエの窓ガラスにぶつかって気絶していた。何度か見た光景で、親鳥であれば、しばらくすると不思議そうな表情をしながら立ち直って飛んでいくのだが、今回は様子が違う。気を取り戻した後も、身体が思う様に動かない。キーキーキーと叫び声を上げて何やら苦しそうだ。羽が、デッキのスリットにすぐ挟まってしまう。動きやすい場所まで運んでやれば何とかなるのでは?と思い手のひらに乗せて地面まで運んだ。しかし、しばらくすると、死んでしまった。鳥が死ぬ瞬間を見たのは二度目だ。すーっ、と瞼を閉じるから素人目でも死んだことが解る。自分が暮らしていなければ、ガラスに体当たりすることもなかったろうに・・・と思う。幼鳥だから初フライトだったかも知れない。申し訳ない。しかし僕の気持ちとはまったく別の次元で、鳥は役に立つ事になる。死骸にはすぐに蟻が集まってきた。(自然のオキテとは言え、やはりこれはこれで見ていられない。)せめてもの償いだが、スコップで穴を掘って小さな山桜の木の根元に埋め、手を合わせた。














