インテリア特集
3月12日にKTSでオンエアされた、「ナマ・イキVOICE」にオーテマティック・ハウスが登場しました。今回は「インテリア特集」ということで、取材を受けました。高校生の頃、美術予備校の先生のお宅に遊びに行ったことがきっかけで、部屋に対する意識が変わりました。それまで自分の部屋(弟と共有)といえば、子供部屋の延長に過ぎませんでしたが、その先生(当時大学生)の部屋を見た瞬間にカルチャーショックを受けたことを今でも覚えています。おおまかに説明すると、賃貸アパートの畳敷きの部屋をフローリング(グレーで塗装)に改造したり、中古家具や手作りの棚をうまく取り入れたり・・・とにかく部屋のあちこちが絵になっていました。影響を受けてはや20年・・・単に住み心地のいい部屋であれば、安くてオシャレな家具も氾濫しているし、教科書になる雑誌も沢山あり、すぐに手に入る時代になりました。だからといって、そういうシステムに流されてしまうことは危険だと思っています。スタイルからちょっと外すことが必要かな・・と。薄っぺらいオシャレ感覚は必要ない。部屋は、自分の考え方を具現化する大切な場所なので、教科書通りに進めてしまうと、その部屋に逆に自分が支配されて、つまらない人間になってしまう危険性が高い。大切なのは、脳の中身と、部屋の雰囲気をひたすら近づけていき、自分を内部と外部に対して溶かしていく作業ではないでしょうか?