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date 2005.3.16
category garden
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鹿児島-東京

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今年、4度目の東京である。何度か往復しているうちに、今、どちらに向かっているのか解らなくなってしまう瞬間もあった、移動に関する感覚が麻痺してきている。移動距離と想像力が比例する、と言ったのは誰だったか。確かに多くのものを見たり聞いたりすれば、それなりに発想する力がつくのかも知れない。逆に「井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さを知る」という諺も、最近よく耳にする。絵を描く際、引き出しの数は多ければ多いほどいい。でも実際問題として、物事を柔軟に吸収し、創作活動の背骨となる部分は12歳までに形成されると思っている。要は、それまでの体験をいかに自分の記憶の中から取りだし、解放するか、である。12歳以降の経験は、それを具現化するための技術であったり、ごはんを美味しくするための「おかず」であると思っている。

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