伊作商店街〜日置市吹上町の地図
数年前になるだろうか、オーテマ・ハウスの最寄り駅「伊集院」に観光案内の看板があった。そこにはお茶を生産している人や、家畜を育てている人、観光地などが看板職人さんによって、楽しく描かれていた。僕は写真に記録して保存している。現在でも、この看板と同じ位置に「地図」がある。あることはあるのだ。しかしそこには、ベタな表現で言えば「愛」がなくなっている。パソコンで書かれたであろう道路や建物、それだけならまだしも、出力形態を誤ったせいで、日に焼け、地図自体が土台から剥がれているのだ。駅に降り立った観光客はこれを見て何と思うだろうか。汚いし、希望がない、どこへも行きたくない、そんな地図である。昔の地図を復活させて欲しい。このリニューアルに幾らのお金が使われたのだろうか、税金だとしたらおおごとだ、退化している。川の美しさが住民の意識を示す目印になると言われているが、まったく同じ理由で、地図もまた住民の顔である。
現在、オーテマ・ハウスの近所にある、伊作商店街の地図を作成している。これまで、詳細な地図はなかった。初めての試みだが、少なくとも前述した様な希望のない地図にはしたくない。観光客の視線に立ち、ひたすら客観性を持つことが一番大切だと思っている。しかし、客観性を重視し過ぎると、これはまたフラットな、つまらないものが出来上がってしまう。楽しくないといけない。大衆性と個性(自己顕示欲)がぶつかる、ギリギリのポイントをいつも模索している。格好はつけたくない。仕上がったものが「何故、今までなかったの?」というレベルの、ごくごく当たり前のモノになればいいのだ。
アグリステーション
2007/03/08 19:14
倉敷などは、観光地なので見やすい地図が配られていて、すみずみまで見て回ることができました。はじめて行った時は地図のあるなしで発見が違ってきます。
今日の南日本新聞見ました。3時ごろに配達されるので見るのは家に帰ってからです。auの広告に知っている人が・・・・
マテさんでした。さわやかな感じですね。
マティック
2007/03/09 21:19
270号線、客観的に判断すると、中原交差点からあのような商店街が続くとはあまり想像出来ませんよね。通り過ぎてしまう確率が高い。昔は、吹上温泉とさつま湖を結ぶ、という確実な導線があったのですが。結局、発想はその時代を参考にせざるを得ません。中原、もっと有名な交差点になるとイイのですが。
新聞記事、よく解りましたね!年齢まで書かれてあって、ビビリました。