映画「ミッドナイト・ラン」
友人がFacebook上で、お気に入りの映画として紹介していたんです。何度か他の友人たちとコメント欄でのやり取りがありました。同世代にとっては十分に思い入れのある映画ですが、検索してみると国内盤のブルーレイは発売されていないようです。もしかすると忘れられてしまうような作品なのかも知れません。僕はレーザーディスク(写真)で所有していますが、残念ながら現在プレーヤーが壊れていて鑑賞出来ない状態です。パイオニアはサポートを既に打ち切って修理をしていませんが、情熱のある個人の修理屋さんが対応に追われている様です()「修理・順番待ち」というアナウンスをサイト上で見かけました。
この映画、ロバート・デ・ニーロの全ての演技が濃縮されていると言ってもいいのではないでしょうか。デ・ニーロの役どころは、正直を貫いたために出世街道を外され辞職を余儀なくされた元警官で現在はフリーの賞金稼ぎ。腐敗した職場で要領よく出世した同僚は元妻と結婚しているという最悪の設定(だったと思います)。最後の最後まで、何度もドンデン返しがあって先が読めない展開ですし、アクションもユーモアも満載なんです。しかしながら最近の何でもかんでもてんこ盛りという贅沢なルックの映画とは違って、基本は落ち着いた画面でハードボイルドであり、良質なバディ・ムービーなんですね。
自分は大学4年の時に新宿ミラノ座で観た記憶があります。機会があったら、ぜひご覧ください。