鹿児島暮らしの考え方
鹿屋に行った時の出来事。首都圏から来たデザイナーの方に、鹿児島のデザイン事情を聞かれた。(僕が知っている限り)「大隅半島にはグラフィックデザイナーは二人しかいないんじゃないでしょうか?」と僕が答えると・・・すかさずに「ブルーオーシャンですね!」とびっくりしていた。もちろん、本当はもっといると思う。だけど感覚としてはそんな状態だと思う。田舎には仕事がないと良く言われていますが、少なくともデザイン業界には人材が足りていないと思う。新人でも、いい機会に恵まれるチャンスが多い。ギャランティは都会と変わらないのだろうか?多少は変わると思うけど都会より裕福な状態に身を置けることは確実である。鹿児島は県民所得が低いことでも知られているが、実際、生活費がそんなにかからない。家賃のために働いてヒーヒー言っている人を見たことがない。食料が周りに豊富にあるという安心感・・・冬になれば近所からみかんが沢山もらえる。首都圏のデザイナーは、鹿児島の事情に興味を持っていた。「昔は東京から学ぶことが多かったと思うけれど、これからはこちらが教えてあげる番だ」・・・尊敬する先輩がちょっと前に言っていた。