理想的な集落
南さつま市笠沙町の大当(おおとう)に行ってきました。オーテマ・ハウスから車で1時間弱。こぢんまりとした住宅が、山の傾斜地に数十軒建てられているのですが、地元の山(野間岳)で獲れた石が丁寧に積み上げられ、それぞれの敷地を見事に分割しています。細い路地も、人がギリギリすれ違う事の出来る幅で趣があります。笠沙のあたりに昔からある家屋は、本当に可愛らしいものが多い。日本人って、昔はこういう規模の集落で社会を形成していたんだな、と実感出来ます。この大当地区は、これまで見た中で最も「絵になる」場所でした。ぐるっと歩いただけで、異次元を彷徨っている様な感覚にとらわれます。解りやすい例で言えば、尾道をコンパクトにまとめた感じかな?鹿児島の未来を想像する時、この集落が教えてくれる事は数多くあると思います。やはり地元の素材をふんだんに使っている点が素晴らしいですね。「観光名所」という雰囲気ではなく、通常の生活が営まれている場所ですので、そっと訪ねてみてください。
テディ
2007/09/04 01:54
雨上がりとか趣きがありそうですね。
マティック
2007/09/04 09:44
写真を見返してみたところ、石畳がしっかり確認出来たのはグラウンドレベルの部分だけでした。本文、一部訂正しました。