ohtematic.com

news

date 2007.9.4
category garden
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

吹上町・史跡巡り


歴史に詳しい友人が関東方面からやってきて、8月の最終週、地元の史跡巡りをした。歴史にはあまり興味のない僕だが、この友人のおかげでいろいろな発見があった。今更ながら・・・吹上町は史跡の宝庫なのであった!観光客に対して過剰なプレゼンテーションは一切ない。ただひっそりと佇んでいるだけだ。もっとも、地域住民の暖かい視線と手入れが行き届いているので、こうした姿を留めていられるのだ。日本全国にこうした史跡は沢山あったであろう。しかしカネの集まる土地から順に、どんどん取り壊されていったに違いない。鹿児島は幾たびもの戦争で負け続けた結果、近代化に遅れをとった。しかしそのおかげで写真の様な、伊作島津家のお墓を中心とした素晴らしい遺産をあちこちで見る事が出来る。吹上町を回っただけで友人は「近所でこんなに楽しめるなんて!」と興奮していた・・・。移住8年目で慣れてきてしまった自分の街の風景が、この時ばかりは違って見えた。昨日のブログ=駅舎と鉄道は鉄道マニアに、歴史を活かした街作りは歴史マニアに指導してもらえばいいのだろう。教科書的なアイデアしか出ない常識人や役人ではなく、コダワリを持った人々の知恵を借りたい。オタクと呼ばれる人がこの街を救う。素直にそう感じた。

Comments: 2 comments

  1. ご無沙汰しています。
    あるシンポジウムで「かごしま探検の会」の東川さんという方の話を聞いたのですが発想が豊かで面白く、すっかりファンになってしまいました。歴史はかなり苦手なのですが、少し興味が沸いてきたところです。(たしか『写真が語る激動のふるさと一世紀』にもたんけんの会が絡んでいたような。僕は手が出せてませんが・・・)
    こういう人が鹿児島を豊かにしていくんだなぁと感じた覚えがあります。
  2. 03Rさん→
    お返事遅れてスミマセン、御無沙汰しております。歴史、僕も苦手なのですが少しずつ調べていこうと思っているところなんです。やはり、自分がどうして此処に住んでいるのか興味が出てきましたからね。これも歳のせいかも知れません。歴史オタク、特に幕末マニアにとって鹿児島は聖地なんでしょうね!