
7月7日、宮城県石巻市を訪れた。母校、武蔵野美術大学の校友会が主催する年に一度の総会が仙台で行われ、鹿児島支部の支部長として出席した。(311の)衝撃的な映像が頭に焼き付いているものの、被災地を歩いている自分は、どこか冷静であった。日本人の力をもってすれば、うまい具合に復興していくだろうという・・・そういう種類の諦めに似た感情があったかも知れない。一番大事な事は「忘れないこと」だと思っているけど、忘れようとする動きの方が強いのではないだろうか。

7月7日、宮城県石巻市を訪れた。母校、武蔵野美術大学の校友会が主催する年に一度の総会が仙台で行われ、鹿児島支部の支部長として出席した。(311の)衝撃的な映像が頭に焼き付いているものの、被災地を歩いている自分は、どこか冷静であった。日本人の力をもってすれば、うまい具合に復興していくだろうという・・・そういう種類の諦めに似た感情があったかも知れない。一番大事な事は「忘れないこと」だと思っているけど、忘れようとする動きの方が強いのではないだろうか。

南九州自動車道、伊集院インターを降りると、まず目にするのがこの光景だ。近所の人は、もう麻痺しているかも知れませんが、長旅を続けた人、初めてこの地を訪れる人にとっては、「極めて残念な玄関口」に映る筈。観光資産も多い日置市なので、いち早く景観条例を敷いて欲しい。行政の動きを待たずとも、看板業者の方々も、きちんと話し合って・・・何かしらのルールを決めてクライアントを説得して欲しい。

2012年は、自分でも驚くほど、政治に絡む事の多い一年だった。まず年明けに、311かごしまパレードのポスターに使用されるイラストを描いた。この画像は驚くほどの速さで被災地からのシェアもあった・・・。次は鹿児島県知事選だ。こちらも反原発を掲げて立候補した向原よしたかさん関連で、いろんな動きがあった。同じ流れで山口県の知事選も、少しだけお手伝い。これまでは、デザインに関わる者はニュートラルな立場で、黙っているのが役得・・・という様な雰囲気があったが、何か、もう生理的に見て見ぬフリは出来なくなってしまった。そういう時代に突入したと、震災以降は誰もが思っている筈。ところが、先日の衆院選の結果を見ても解る通り、民意は原発推進という選択・・・。経済成長に頼らないでいかに生きていくか「充足経済」「成熟経済」という未来への展望は、浸透していくまでにまだまだ時間がかかるようだ。

46歳にもなると一年があっという間に過ぎてしまいます・・・。ところが、写真管理をしているiPhotoをスクロールしながらササッと眺めてみると、やはり・・・それなりにいろんな動きをした事が解ります。父親になってからは・・・息子の人生が、自分の父親としての年齢でもあるので、ある意味人生のセカンドステージが始まった様なところがあります。まだまだ若い!と、どこかで張り切っていても、子供の大きさを見て・・・その分自分も大きく・・・というよりは年齢を重ねているんだと、そういうスケールで人生を眺める様になりました。

ここのところ、仕事がオーバーフロー気味で、結果としていろんな方に迷惑をかけることになってしまいました。反省・・・。言い訳無用です。そんなワケでブログの更新も、なかなか思うように出来ないのが現状です。Facebook上では気になる記事をシェアしたり、気軽なネタをアップしていますが、やはり純度の高い情報はコチラ、ohtematic.comで取り上げて行きたいと思っています。宜しくお願い致します。

蒲生茶廊「zenzai」にて開かれている個展「オーテマティック・エス・エフ」はいよいよ明日まで。
よろしくお願い致します。

雑誌「SIGHT」53号。「選挙で原発を止める」というのがテーマになっています。今回の選挙、いろんな政党が出て来て、様々な政策の違いがあり、どこに入れていいのか解らない状態になっています。ただ、僕の中での関心事は、やはり原発問題。311から1年9ヶ月が経過して、国民の7%しか原発には関心がなくなっていると、先日「田原総一郎のタブーに挑戦」で聞きました。本当に日本人は忘れっぽい。原発よりもっと大切な問題があるというけれど、あるのかな?

最寄りの駅「伊集院」での光景(自宅オーテマハウスから車で20分!)。JR九州(長崎・熊本・大分・鹿児島)でも、先日からようやくSUGOCAと呼ばれるICカードが使える様になった。首都圏でSUICAが登場したのは2001年だから、ようやく・・・という感じ。
このキャラクターはロドニー・グリーンブラット氏によるものですね。同業者としては、実に羨ましい仕事!

叔父の三回忌。大人は豪華なお弁当だったが、子供はポップなカニさんのランチ。ウインナーがタコちゃんになっていたり、ナメ〜リカの国旗まで。法要のイメージがないところがイイですね。結婚式なども含めて、小さい子供を連れていると助けられる事が沢山あります。スムースな大人の会話が出来ない時に、子供をネタにしたりして・・・。

とにかく「水平」にこだわるデザイナーさんからの仕事だ。建築図面における立面図というのは、あくまでも図であって、実際にその角度から建物を眺める事は不可能だ。超望遠レンズを使って、遠くから撮影すれば可能に思えるが・・・それでも「可能に近い」というだけだ。イラストではそれが表現出来る。その方の作品で印象深いのは、(もう15年ほど前の話ですが)洋書を15冊〜20冊ほど、平積みにした写真だった(背表紙だけが真横からきちんと映っている)。僕が「おかしいですよね、これ?普通だったら本の上の面が写りますよね?」と咄嗟に質問を投げかけたところ「大寺・・・良く解ったな・・・これはパースがかからない様に、本の奥にスペーサーをかましているんだよ、ハッハッハ」と笑って答えてくれた。つまり、レンズで歪む分を逆算して対象物に逆パースをかけていると・・・。広告の世界では、こうした人に見えない苦労が沢山存在する。この方の期待に答えるべく、今回も水平世界を表現するべくガチ勝負という感じで描いています。一方、年下のデザイナーさんからは「大寺さんにおまかせします」という・・・遠慮なのか何なのか、そういう依頼を受ける事もある。だけど、基本的には「誰かが見たいと思う風景を描く」というのが仕事、勿論そこには自然と僕の個性も加わるわけだけれど・・・。遠慮しないで何でもお申し付けくださいね。