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date 2012.1.4
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南日本新聞「南点」を振り返る(01)

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昨年、南日本新聞に掲載された「南点」(全13回)を振り返ってみようと思います。約800字という制限の中で言いたい事が伝わったのかどうか。新聞は読まなくなってしまった層に向けて、全文と補足説明を本ブログで紹介していきます。
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多極分散型社会へ!

 東日本大震災以降、これからの日本のあり方が問われている。どこまでを「自分の問題」として捉えられるか。普段、日置市吹上町で暮らしている私にとっては、一極集中型社会から多極分散型社会への転換が最も身近な問題に感じる。私たちが暮らす鹿児島県でも、鹿児島市に人口が流出している。また、もっと小さな単位で言えば日置市の中心部が賑わい始めている。「便利だから」「仕事があるから」というのが理由で人が集まるのだろうか。昔は国土の隅々まで人々の暮らしがある多極分散型だったが、平成の市町村大合併も手伝って、どうやら「長いものに巻かれていれば安心」という空気は加速しつつある様に思える。
 こうした流れに取り残されてしまう、いわゆる限界集落と呼ばれる地域は、人間の体に例えるなら手足の指先、毛細血管と呼べる繊細な場所だ。おろそかにしていれば、やがて鹿児島全体が壊死してしまうだろう。
 これから県内全域を21世紀型の社会に再構築していくためには、こうした地域への定住を踏まえた、多極分散への意識を高める必要があるのではないか。ではどうするのか?私は、デザインの専門学校で週に一度イラストレーションを教えているが、未来のクリエイターである学生達へ「軸足を鹿児島に置いた上で、県外・国外との仕事をするスタイル」を提案している。自分の取引先が一極集中しているのでは、世の中は変わらない。数社、数十社から自由に仕事を得る事が出来れば、都市や中心市街地に呪縛される必要はなく、むしろ過疎化を辿る場所へ積極的に移り住んで自分の世界を築ける。デザインの分野に限らず、一般的な組織でも社長の英断で中心地のオフィスを縮小し、社員は在宅勤務へとシフトさせる事は今すぐにでも出来る筈。
 まずは自分の感性を多極へと拡散していくこと。それが一極集中を変えていく第一歩なのだと思う。

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この話題は、移住してから徐々に自分の中で沸き上がって来た問題です。正直なところ「田舎暮らし」ってもう少し流行ると思っていたんです。確かに、田舎に移住した人は目立つ傾向があるから、そういう意味では追い風を感じることもある。だけど、全体の流れからすればまだまだ少数派なんですね。僕が一番言いたいのは「古民家で有機農業で」といったステレオタイプの田舎暮らしのイメージを持ってはいけないという事でしょうか。そういう、気合いの入った田舎のイメージが移住へのハードルを高くしているのでは。スーパーで野菜を買い、Amazonで書籍を取り寄せる様なヤワな僕でも、田舎暮らしが出来るということなんです。むしろ過度なストレスに悩むデジタルクリエイターはコンクリートジャングルに囲まれるよりも、緑の中で暮らした方がリラックス出来、発想も膨らむと思っています。

date 2012.1.1
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あけましておめでとうございます

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2012年。みなさまにとって今年が良い年であります様に。
今年もオーテマティック・コムをどうぞよろしくお願いいたします。

date 2011.12.31
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最後に秘密基地を造る。

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さようなら2011年と言ってしまったあとに、もうひとネタ。大晦日、みなさんお忙しくお過ごしのことと思います。僕も忙しいのですが、冬休みの時間を持て余した息子達のリクエストで、急遽アトリエから見える場所=山の中腹に(オーテマウンテンはこの東側です)秘密基地を造りました。柱を二本立ててビニールひもを張り、シートを被せただけの単純な作りですが、一応、床板も敷いてあります。秘密基地で思い出しました。「2011年、最も影響を受けた人は?」という問いがあったとすれば、間違いなく坂口恭平氏をあげるでしょう。建築家と美術家の狭間で活動している様な方ですが、震災後、東京から熊本に戻ってゼロセンターを設立しました。友人からの紹介でTwitter上で彼をフォローする様になってからは、リアルタイムでいろんな情報が入ってくる様に。著作も、手に入る限りのものは取り寄せて読んでみましたし、何と、8月6日には鹿児島で直接お話を聞く事も出来たのです。場所は「凡」で、観客は30名足らず・・・といった感じでしたが、彼の言葉の全てに日本の未来が詰め込まれていました。チェ・ゲバラが生きていたら、こんな人間だったのではないかという様な空気感。あの時間は、今年最も貴重なひとときでした。何よりも実際に動いているところがスゴイ。とにかく、僕の考え方の先の先を突っ走っている人物。ホームレスの暮らし方をヒントに未来を真剣に考えている方なので、今回の秘密基地を造りながら、自然とあの日が蘇ってきました。

date 2011.12.31
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指宿デザイン段ボール

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12月30日の南日本新聞・12面に記事が出ていました!
今年の夏の仕事でしたが・・・ようやく公表出来ます。全国発送用の指宿特製段ボール!新聞の写真では解りづらいと思いますので、手持ちの完成品を撮影してみました。側面、背面、そして、隠れてしまう場所にまでデザインがあしらわれています。通常はコストを考えて、ここまでプリントされることはないそうです(当たり前ですよね)。しかし、「いぶすきの玉手箱号」と連動していることもあって、当然、竜宮城や玉手箱がモチーフとなっている訳なんです。ですから、開けた時にビックリしてほしい。そんな訳で贅沢なプリントです。指宿の方は勿論、観光客、鹿児島県民の方々にも幅広く愛されて欲しいと願っております。よろしくお願いいたします。価格は100サイズ=180円、80サイズ=140円とリーズナブル。お問い合わせは岡村商店・電話(0993)22-3118

date 2011.12.30
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さようなら2011年。今年もありがとうございました。

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オーテマティック・コム、今年もアクセスして頂きありがとうございました。今年もお陰様で何とか乗り切る事が出来ました。
震災後の日本、特に原発に関してはまだまだ事態は収束していませんが、きっと2012は今年より良い年になると思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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節電対策としてストーブ復活!しかし、先日36リットルの灯油を買ったあと、車にガソリンを50リットルほど入れて帰宅した際に「個人がこんなに油を買って良いのかな?」と考えさせられました。来年の目標は薪ストーブ設置と、家庭菜園を充実させること・・・です。ひとりひとりがエネルギーと食糧対策に取り組まないと。
写真下は、見えづらいと思いますが「暖炉」というアプリ。フルスクリーンでMacが暖炉に早変わり、無料です。パチパチという音もリアル。視覚のみで暖まるという方法もアリですね。厳密に言うと電気を消費していますが。

date 2011.12.30
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永吉「歳の市」2011報告

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おかげさまで無事終了しました。どうもありがとうございました。
700世帯ほどが暮らしている永吉地区。「歳の市」はその中心にある小さな商店街で行われました。僕が小学生の頃は、夏休みになれば浮き輪や水中眼鏡が軒先に並んで楽しそうな雰囲気でしたが、移住してきた時には見る影もありませんでした。ただ、住民の中では今でも残像があると思うんです。車社会が発達したために、ちょっと遠くまで買い物に行くのが当たり前になってしまった。人口の流出もある。様々な原因でいわゆる「交通弱者」のためにひっそりと佇んでいるという場所ですが、僕は逆に可能性を感じています。このスケール感、ちょうどいい。今回も、扇尾、坊野、小永吉、草田、下草田、浜田、天昌寺、と周辺の集落から3往復のシャトルバスを運行しました。僕の世代は働き盛りですから、昼間人口は極めて少なく、お年寄りが単独で永吉まで来るのは難しいんです。
先日、こんなニュースもありましたが、僕は何かがズレていると思う(オリンピック招致の時と同じ空気を感じる)。牽引してもらわなくても済む様に、田舎は田舎なりに自立したい。これからは多極化、或いは無極化ですよね。自分が車に乗れなくなったときのことを想像すると、やはり地元の商店街には凛として存在していて欲しいと心から願っています。

date 2011.12.25
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永吉「歳の市」

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いよいよ本日開催です。先日ご紹介したチラシでは27日(水)となっておりましたが27日(火)の誤りです。
よろしくお願いいたします〜!

date 2011.12.22
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おかずのり うまか

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27日(火)に迫った「永吉歳の市」。マップ作りの取材で、小さな商店街をひと周り。「おかずのり うまか」の段ボールが店先に並んでいました。
かわいいですね!

date 2011.12.22
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coffee innovateにてライブペインティング

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先日、個展を行った「coffee innovate」にてライブペインティング。写真家の松下くんが撮影に駆けつけてくれたり、ツイートを見た学生が見学に来てくれたりと、楽しいひとときでした。
壁面に絵を描いたのは久しぶりでしたが、何とかクリアしました。次回は保護材を塗りに行きます!
デジタル作品はアナログらしく、アナログ作品はデジタルらしく描くのが最近のテーマです。
個展の作品も、一部ですが常設展示?になった様です。皆様、是非お出かけください。

date 2011.12.21
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「む展」「ムサビ校友会」の忘年会

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忘年会シーズン。自分が幹事を務めるのは、毎年行われている「む展」〜「武蔵野美術大学校友会鹿児島支部」の忘年会のみです。40人ほどに呼びかけて9名が出席。casa yossiにて3時間ほど。いつもより参加人数が少なく残念でしたが、その分ゆっくりと語れたかな。来年の「む展」の開催期間は、9月25日から30日・・・と例年より4ヶ月近く後ろにズレました。どのような展覧会になるのか、まだまだ未定です。というか・・・いつでも未定ですね。「む展」を新しいものに変えようと意気込んだ時期もありましたが、冷静に考えてみると30年近く、毎年、なかり流動的に内容が変化しているのだと思います。そういう展覧会って、実は珍しいかも知れません。ナントカ会という様な美術団体は、ひとつの価値観に収束していきますから。そして、団体は知らず知らずのうちに権威になってしまったり、内部で賞を回し合ったりと、本来作家が望まない方向に行ってしまいがちなんだと思います。ですから、そうでない部分を大切にしないといけないと思っています。
写真は、永吉小学校の西側に位置する「昔ばなし」の様な場所です。