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date 2010.5.20
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しかるべき時期に出会わないと道を誤る

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1989年の大晦日に他界した父は、大の電話嫌いであった。自宅に初めて電話が敷かれたのは1978年、小学校6年の時であった。当然、それまで学校の連絡網は一番最後で、連絡事項は近所の友人が口頭で伝えに来てくれた。鹿児島に住む祖父母が危篤だという知らせも、父の職場の用務員が自転車で伝えに来たのを覚えている。東京で暮らしていたと言っても父の極端な趣向により、通信環境は劣悪。そんな訳で、その頃から通信に対する憧れは人一倍強かった。初めて自宅に黒電話がやってきたとき(当時は全国民黒電話)、テンションが上がりすぎて、明日学校で会える友人達と長電話をしまくった(6時間とか!)。そんな訳で通信に関しては「しかるべき時期に出会わないと道を誤る」というのは体験済みなのだ。
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孫正義氏と佐々木俊尚氏による対談「光の道」。KagomugTokuさんから勧められて観てみました。長いのでまだ途中までなんですが・・・。孫氏は「まずインフラありき」というスタンスで、佐々木氏は「環境や人材」の問題点を挙げてあらゆる角度から興味深い考察が展開しました。最も感心したのは、孫氏が維持コストや防災の観点から「田舎こそ光が必要」と力説していた点だった。僕の様に感情的に限界集落を救うというのではなく「田舎にメタル線が敷かれている状態は税金の無駄遣い」「緊急時、メタルで通信が出来ない地域でも、光は迂回して通信が出来る」という事などを挙げられていた。行政や株主に対してもきちんと説得材料を用意していて流石です!「光の道」・・・孫氏の意見に大賛成なのですが(反対の余地がないレベルで検証されている)、何故か「先送り」が好きな人々、あるいは全く興味のない人々がいる事も事実。孫氏にいますぐ賛同して一気に実現して欲しい。とは言うものの孫氏のソフトバンク、オーテマハウスではまったく繋がらず、小学生の頃の悪夢を引きずっているんですが、先日twitter上で得た情報により「3Gエリア改善ご要望フォーム」に申請してみました。すると翌日、こんなメールが!
「(オーテマハウス)付近の電波・通信状況を調査した結果、現状においては小型基地局(ホームアンテナFT)による電波通信状況の改善をご提案させていただきたいと思います。ホームアンテナFTとは、フェムトセル機器により屋内での電波状況を改善するサービスです。(提供は無料)ブロードバンド回線をお持ちでない場合には、専用ADSLサービスも併せて無料で提供します。※条件により提供できない場合がございますのでご了承ください。」
大企業にあってこれだけの情報を(田舎暮らしの利用者に)翌日に提供してくるというのは、初めての経験だったので感動しました。孫氏のやる気が裏付けられましたよ!そんな訳で夏に発売予定の新iPhoneの時期に合わせてauからソフトバンクに乗り換えます!
「しかるべき時期に出会わないと道を誤る」・・・日本全国が光で繋がる時期、それは今だと思っています。通信で悩むのは今年で終わりにしたいんですよ!
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写真はオーテマハウス近辺を舞うホタル。今、シーズンです!この光も最高にイイですよ。是非見にいらして下さい。

date 2010.5.18
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travelogue、クランクアップ!絵のシステムの話

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27TH 2010年「む展」の旅の特別企画「travelogue」が無事クランクアップ。この後はポストプロダクションが待っていますが、ひとまずホッとしました。最終日は串木野からオーテマハウスを経由して大浦まで東シナ海沿いを南下。天気も抜群で充実した一日でした。果たしてどんな仕上がりになるのか・・・楽しみです。
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写真は、今回初めて訪問した先輩画家のアトリエでの一コマ。整然と画材が並べられ、手作りのカラーチャートが壁に貼られていました。僕は学生時代に作った経験がありますが、最近は全く手を出していません。絵の基礎である色相、彩度、明度の研究を徹底的に勉強されている様子が伺えて感動したんです。先日、坂本龍一がバッハの楽譜をシステムとして分析していましたが、絵の世界でも同じ見方をする事が出来ます。絵を描いている人の一部分は、空間を表現する際、前述の三要素を気にかけています。そういう話は深くキリがなく、真理というものがある。だから楽しい。僕は授業でも、デッサン力と色彩=システムの話しかしません。逆に、こういう軸を無視して感覚的な表現をしている人に対しては、対話を詰めていくことが出来ないので「がんばれ」と言うしかないんです。システム側に寄ってくる学生が増えることが僕の希望ですし、また自分も先輩画家に見習って研究を続けていくしかないと思ったのでした。この素敵な空間にまた出かけて、じっくりとお話を聞きたいです。

date 2010.5.18
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潮干狩り、再び

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誰もいない吹上浜にて潮干狩り。子供にとっては水遊びと砂遊びが同時に出来、大人にとっては夕ご飯のおかずをゲット出来るという、何とも贅沢な時間だ。こうやって考えてみると「仕事」「遊び」「子育て」は近代社会になってから細分化されたものである事が実感出来る。その狭間でストレスが生じているのではないかと。就労地域と生活地域の距離や通勤や通学にとられる時間を少なくしたり、「仕事」「遊び」「子育て」を再び融合していく事がこれからの豊かさに直結すると思うんです。

date 2010.5.14
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量産型ザクと空豆

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この季節、鹿児島ではソラマメが食卓を賑わせます。ひとつの豆の大きさは3センチくらい。デカいんです。
今年は、いつになく「何かに似てるな〜」と思いつつ食べていたんですが、ようやく解りました。先日、「きかせられないラジオ」の影響をモロに受け、30年ぶりくらいに製作したザクのプラモデル(進化の度合いが冷や汗モノでした)にそっくり。ガンプラ風のパッケージにソラマメを入れて販売したら面白いかも。爪楊枝などを巧みに使えば、ソラマメだけで作られたザクも本家と同じく可動すると思います。

date 2010.5.13
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新年度の授業

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今年も専門学校でイラストレーションの授業を行うことになった。毎回、学生には「卒業後、どんな仕事に就きたいか」「好きな芸術家・作家は?」「好きな映画は?」「好きなミュージシャンは?」というアンケートをとることにしている。どんな事に影響を受けてきたかを見ると、何を描き出すかが大体解る。最近気になっているのは「影響を受けた文化との距離がとても近い」という事である。インターネットの時代になって、好きなものがすぐに手に入るようになったため、自分の趣味の範囲しかカバー出来なくなっている。その世界の大御所の姿、或いは歴史などが見えていないんですね。最近流行っているもの、今発表されている漫画などを参考に描いた自分の作品というのは、それ以下にしかならない、絶対に。目指す「何か」との距離は遠い方がいい。流行っているモノのルーツ、そのまたルーツを探っていって欲しい。
「一番求人が多そうだから」という理由で「グラフィックデザイナーなりたい」という学生の記述を見て、「おいおい!」と注意した。話を聞いてみると「デザインの仕事がしたいが、その準備段階でどうしても身につけたい仕事」という答えが返ってきた。だったら、最初からそう書けば良いと思うのだが、そのあたりの不器用さも最近の若者ならではなのだろうか。その場で「求人が多そうだから」という記述を「夢の準備」と書き換えさせた。処世術も教えなくてはいけないのだろうか。イラストやデザインの身体感覚を20歳前後の若者に教えるのは大変だ。今回はデザイントラベルナガオカケンメイさんの話、Judd.というフリーペーパーの話、玄光社から毎年発行されている「イラストレーションファイル」の話なども交えたが、学生はどれも知らなかった。「知っている人?」と手を挙げさせたのだが、恥ずかしくて挙がらなかったのか。僕は狭い世界の住人なのかも知れないが、イラストに特化された授業でこれらを知らないというのはどういう事なのだろう。単純に世代の違いか。彼らの二倍生きてるからな〜。イラストについて、いつも結果だけを見て講評する時間しかないんですが、今年はもう少し話しをする時間を設けよう。

date 2010.5.10
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撮影快調!2010年む展の旅

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27TH 2010年「む展」の旅。6月1日が展覧会の初日なんですが、ここのところ今回の目玉企画「tomovsky*+RH+花田理絵子 travelogue トラベローグ」の撮影に付き添っています。昨日は磯工芸館川内商工業高等学校ホワイトギャラリー〜桜島のN先生のアトリエと、ぐるぐると鹿児島県内を回ってきました。やはり、今回の旅で最も心を打たれているのは、諸先輩方の暮らし方なんです。経済至上主義でないところ、独自の生き方を模索しつつ楽しんでいるところ・・・。で、決め手は、皆さん笑顔が素敵!今回、チラシのデザインも担当していて、参加者41名(!)のコメントをタイピングしたんですが、みんな熱い!60文字の制限なのに200文字オーバーだったり。中でも大先輩K氏のコメントは「明治以来続いてきた官僚制度、その功罪。人・物・金、価値観までもが東京一極集中。芸術文化は発祥の地にて真価を発揮するもの。最後の砦。警告。」でした。そうなんです。芸術文化は最後の砦です。鹿児島発で出来る事。価値を作り出していく。時代は思うように動きませんが、何とかこの展覧会を通して少しでも変わってくれればと思っています。

date 2010.5.7
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再び堕天使の森へ

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先日お伝えした「ますみつ三知子 Traveling Exhibition 堕天使の森 no.1 はじまりの森」に再び出かけてきました。会期は明後日9日まで。僕とはフィールドも表現方法も全く異なるんですが、「地域を見つめ直す」「時代を見つめ直す」という軸は共通しています。今回の会場は、江戸時代に築きあげられた立派な棚田なんですが、これまで鬱蒼とした森と化していたんです。そこに再び光が差した。作品展ではあるけれども「何故、棚田に意味がなくなってしまったのか」という疑問を伝える媒体であると、ますみつさんはおっしゃっていました。ハローワークに並んでいる仕事を失った人たちは「生活の基盤を築く」という本当の意味を知らない。経済という不安定なシステムに身を任せるよりも、石を運んで田を耕し、少なくとも自分たちの食料は確保していく。ますみつさんの作品とその舞台は、そういう歴史を浮かび上がらせた。自然は綺麗でない。人間が手をかけた所に本当の美しさがある。ともおっしゃっていました。
「若い方の来場者が少ない」との事。鹿児島で活躍している若手作家の方々はデザイン系、アート系を問わず是非とも出かけて、体験して、じっくりと話をしてもらいたいと思います。という訳でイラストで頑張っている人たちの代表T氏、アートで頑張っているA氏、情熱家のH氏・・・などなど若手作家は絶対に話を聞いてくるべきだと思いますよ。

date 2010.5.6
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website,mixi,twitter,犬

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インターネットの普及があまり進んでいなかった頃、数少ない友人の数少ないサイトを観るのが楽しみであった。それまではテレビのチャンネルを回して世界情勢だとか芸能情報だとか連ドラをチェックしていたんですが、友人の生き方を眺める方に興味が移った。時は流れてmixiのサービスが始まり、ますますその流れが加速。犬は、毎朝の散歩で電柱のニオイを嗅ぎ、近所の犬社会の中でのポジションを知ると言われています。アイツは今病気だとか、俺は何番目に強いとか、そういう情報が電柱に染みこんでいる。犬と自分の生活を照らし合わせると、mixiは電柱の様なものだなと意識する様になった。そしてtwitterである。こちらは、更に自分が犬であることを確信する様なシステムだと思う。有益な情報、良く解らない情報がどんどん混ざって流れてくる訳ですが、結局のところ「おはよう」とか「おやすみなさい」が最も多用されている。一言で表現すると「みんな頑張って生きてるなあ」という事実を知るためのものだ。心臓の壁が激しく動いて、血液が物凄い速度で循環している様子。これまでは数える程しか実感出来なかったけど、twitterの画面ではそういう生命力を見てとれる時がある。その部分に怖さを感じるときもあるし、励まされるときもある。こういう社会が自分に何をもたらすのか解らないが「自分の運命」を意識する機会が増えたと思う。
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写真は中庭に出現したカエルくんです。体には土がついており、二日ほど全く動かなかったので、冬眠から目覚めたばかりの状態だと思われます。三日目にはいなくなっていました。

date 2010.5.4
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今度は潮干狩り

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実にGWっぽい日々を過ごしています。僕の仕事は基本的に年中無休で「GW明けに入稿」というのも常識。そんな訳でどちらかというと平日にのんびりするのが好きなんですが、長男が幼稚園に通い始めてから、それに合わせて休日・祝日に休みをとるという屈辱的な状態に。今回は鹿児島ならではの「穴場」で潮干狩り。4人家族が4組集まり(親の平均年齢37歳・子供の平均年齢4歳)、16名という大所帯でしたが、広大な干潟なので空いてる〜!という印象。貝の他、カニやシャコ、ヤドカリ、ウナギの稚魚?なども捕獲出来て、バケツの中は海鮮丼状態でした。

date 2010.5.2
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知林ヶ島へ

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以前から一度は行ってみなくては・・・!と思っていた「知林ヶ島」へ行ってきました。オーテマハウスから谷山〜指宿スカイライン経由で一時間ちょっと。この島、一定時間だけ「砂のかけはし(800mの砂州)」が出現して、歩いて渡ることが出来るんです。「十戒」の海が二つに割れるシーンを思い出す人もいるかも知れません。砂州の出現予測を事前にチェックしてから出かけるのが良いでしょう。「砂のかけはし」では、イソギンチャクやヤドカリを触る事も出来ます。素潜りで何かを捕まえている人もいました。
GWだというのに渋滞もなく駐車場にもすんなりと入れるのんびりとした場所。カフェでも一件くらいあれば・・・という景観ですが、この商売っ気のなさが鹿児島の魅力ですね。