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date 2010.5.1
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はじまりの森@野外ギャラリーcoo

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ますみつ三知子 Traveling Exhibition 堕天使の森 no.1 はじまりの森
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オーテマハウスから車で10分、同じ日置市内に野外ギャラリーが誕生!以前は棚田として機能していた山がこの何十年かは杉林としての役目を果たしていました。そして今回は、ギャラリーとして生まれ変わった訳です。オーテマウンテンも畑→杉林という運命を辿っていますが、杉林というのは事実上、地主が何らかの事情で定住・管理できなくなっている場合が多いんです。時代の流れとともに、荒れていた里山がこうして復活していく動きが高まるかも知れません。綺麗な石積みと平地が複雑に連続している様が実に美しく、楽しいので、ギャラリーといっても山登り、探検、散策気分です。造形作家のますみつ三知子さんによる生き物??の彫刻が点在しており、その中から5人の堕天使を探すという趣向になっています。里山RPGと言えるかも。クレソンが自生していたり、展望所からは東シナ海がバッチリ見下ろせたりと贅沢な空間です。この展覧会、全国を旅芸人的に巡回していく予定だとか・・・。
ギャラリー入り口の風木野陶では、ランチやお茶を楽しむことも出来ますし、陶器の販売なども行われています。GWの一日、日置市で是非お過ごしください!

date 2010.4.30
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GW初日・撮影の旅

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晴天に恵まれた昭和の日。「2010年む展の旅」の撮影でした。今日は自宅から車で約2時間半の財部町へ。展覧会とは関係なく撮影された変わった建築物を紹介。まずは、小さな路地で出会った小さなガスタンク。直径は5-6メートルといったところでしょうか。この大きさは初めてかも。汚れ具合もかなり良しで、中学生の時に雑誌「ホビージャパン」で見たガンプラ「ズゴック」のウェザリングを思い出しました。勿論スター・ウォーズ的でもあります。駅のホームの様に見える建物の跡も隣にあったのですが、どうやらガス屋さんの広大な敷地だった様ですね。左側は国分市街に入る手前で見つけた集合住宅。リノベーションの途中だと思われるのですが、かわいいです(廃墟じゃないですよね)。ジャン・リュック・ゴダールの「アルファビル」やジャック・タチの「プレイタイム」などオシャレSFに出てきそうな感じ・・・(結局はそういう視線でしかモノを観ていないですね)。二つの写真をこうして並べると、友達同士が会話している様にも見えますね。
GWは、仕事を能率良く片付ければ何とか、2-3日は休めるかも・・・。良いGWをお過ごしください〜。

date 2010.4.29
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マルヤガーデンズ

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4月28日にグランドオープンしたmaruya gardens。鹿児島では今年一番のニュースになっています。この手の話題、首都圏にお住まいの方は「何故そんなに騒いでいるの」という疑問を持つかも知れません。先日東京に行った際も、池袋の駅ビル「エソラ」がオープンしたばかり、車両内ディスプレイやポスターが目に入りました。鹿児島から見ると、まだ造るの?まだ?と実感せざるを得ません。黙っていても毎年10万人も人口が増えているので、人とお金の心配はない。もっと言えば、効率よく人が「さばける」場所を増やさないと持たないのかも知れませんね。こうした飽和状態の中で新しい施設が出来る事と、今回の様に買い物客減少に悩む鹿児島市中心部にデパートが出来る事では、まったく意味が違う。しかも、正確に言えば「新しく出来る」のではなく、三越が撤退した跡を、それまでの老舗であった丸屋がリノベーションしたという復活劇なのです。高齢者にとっては懐かしい百貨店が戻ってきたという意味があり、僕の世代からすれば、何かが生まれそうな空気を放っている場所なんです。僕は諸事情で参加出来ませんでしたが、オープン前には市民がどうやって参加していくかというワークショップが数度に渡って行われました。そして先日、開店前の状態をぐるぐると回ったところ、友人や知人が「ものすごくイイ顔」をしながら働いているのを目の当たりにしました。純粋に感動したんです。クリエイター系を多く呼び込んでいるところが新鮮。ただの百貨店ではなく、未来社会を予測するような空間を目指している事が実感できました。虚飾を剥がされて、建物自体がようやく呼吸を始めたと言えるかも知れません。ナガオカケンメイさんは、東京にデザイン機能が集中しすぎている事を懸念されています。僕もまったく同感で、このブログを通じてずっと仲間に田舎暮らしを推奨し続けています。ズバリ今が「帰りどき」ですよ!Uターンが無理ならIターンでも。
鹿児島に移住する際、田舎暮らしは3年で飽きると言われたんですが、ここまで飽きずに生活出来た一番の理由を一言で表せば「未来の生活を体感出来ているから」なんです。鹿児島は飽和していない。まだまだ「ノビシロ」がある。今回の件であらためて気づかされたのでした。

date 2010.4.27
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2010.4.28 WED GRAND OPEN!! Maruya Gardens

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12年ほど前だったと思います。僕が鹿児島へ移住する事を決意して、不安のあまり「鹿児島のデザインの中心地はどこですか」という質問をネット上に投げかけた事があります。とにかく、仕事上の手がかりが欲しくてようやく見つけた鹿児島のウェブサイトに投稿したんです。待てども待てども返事は来なくて、諦めた記憶があります。それから随分と時が流れて・・・ようやく鹿児島にも、その中心地的な場所が誕生しました。丸屋本社の玉川代表の英断によって、ナガオカケンメイさんをクリエイティブディレクターに迎え入れ、三越鹿児島店跡がデザイン、ガーデン、ユナイトメント、コミュニティなどをキーワードにスゴイ事に。その名もMaruya Gardens。鹿児島では随分前からあちこちで話題沸騰。友人、知人も多数参加して手作りで仕上げられた空間もあります。市民に解放していくという姿勢が、これまでのデパートとは本気で違う。昨日はタイミングを合わせて発売された「d design travel 鹿児島特集号」の発刊記念レセプションパーティーに出席してきました。こちらの内容も実に濃い。私、マティックも登場していますので、首都圏にお住まいの方も是非、ご購入いただければと思います!

date 2010.4.26
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2010年む展の旅・続報

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6月1日から6日まで鹿児島市立美術館で行われる「む展」の続報です。今年のテーマは「旅」。1984年に公開された映画「2010年」は、「2001年宇宙の旅」の続編なのですが、それらに毎度おなじみ「む展」を足して「2010年む展の旅」。旅がテーマですので、昨日は一日がかりで参加者のアトリエを訪ねてきました。走行距離・・・後部座席に乗っていましたが200キロくらいはあったのではないでしょうか。姶良郡横川町〜伊佐市菱刈町〜姶良郡霧島町の3軒。さすがに鹿児島、スケール感があるし、先輩作家たちの生活スタイルも最高に格好良かったです。金鉱脈を含む裏庭から採れた土と、地元の樹木を原料として作られた器。湧き水で入れたお茶。広大な芝生の庭とルワンダの珈琲。和紙と版画。掛け流し温泉付きアトリエ。手作りの箒。みんなに紹介したいけど、秘密の場所としてとっておきたい、という感じ・・・。今回はテレビ番組のディレクター的な立場を楽しんでいます。「はやとの風」と併走したり、夏野菜の植え付けを見ながらのドライブ!天気も最高でした。この模様は展覧会場で写真展として発表されますので、お楽しみに。

date 2010.4.23
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カオスラウンジ・・・

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twitter上で話題になっていた「カオスラウンジ」に関するUSTを観てみた(講義)(討論会1)(討論会2)。インターネットや評論家との絡みが真新しく、美術運動はこうして形作られていくんだ、という事を体感出来た。内容について納得はしていませんが。今回の展覧会、直接見た訳ではないのですが、アーティストでもなくイラストレーターでもなく、といった立ち位置を好む(あるいは無自覚にそうなっている)若手作家に対して、帰属する世界を提示したのかも知れない。僕の世代から見れば、ひとつの救済計画と感じる人は多いかも。アートの文脈に乗ることが前提の様ですが、きちんとしたビジネスとして成長していって欲しいですね。そうでなければ、高校の文化祭・漫研的なお祭りで終わってしまう。まあ、彼らはそれでもいいのかな?
そんな中、鹿児島の若手作家から相談を受けた。カオスラウンジ的な流れは時差なく鹿児島にもある訳で、焦っている様子。こういう時代だから、階段の登り方が見えないんだと思います。階段はないのかも知れない。アートとデザイン。どちらにも帰属したくない若者には、カオスラウンジの概念は実に都合が良さそう。いや、実際に当てはまる人は沢山いますね。あの空気感、お祭り感に浸っていたい作家は、素直に流れに乗ればいい。しかし、鹿児島には鹿児島のやり口があると思う。混沌とする前段階でしょう、まだ。あんな理論武装をする前に、技術を磨く必要がある。体験とか、肉体が先。僕はきちんと線引きをして、僕なりに、鹿児島でしか出来ない事を探り続けるしかなさそうです。

date 2010.4.19
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カフェへの旅

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夢の中で薄暗い商店街に迷い込んでしまった。昔、誰かに紹介されて、一度も行った事のない喫茶店を目指していた。商店街全体は物凄いスケール感で、鹿児島で言えば名山堀、東京で言うと吉祥寺のハーモニカ横町の敷地面積を100倍にしたかの様な場所。車は入れない。ところどころで取り壊し作業が始まっており、壊された部分に光が差し込んでいる。夕方だ。今回訪れる喫茶店も、この流れの中で無くなってしまうことが生理的に解る。路地という路地で頭をきょろきょろとさせて目的の場所を探す。どのくらいの時間迷ったのか夢なので解らないが、突然その喫茶店が目の前に現れた。「lotus」と斜体で描かれた看板が発光している・・・。
周りの取り壊し作業を無視するかの様に喫茶店は大勢の客で賑わっていたが、小さな椅子に腰掛けることが出来た。天井を見上げると、蛍光色のプラスチック製のバケツや柄杓などが数え切れない程ぶら下がっている。ここで「誰か」に向かって自分が話しかける。薄暗い空間に差し色として効いているね、これがアジアだ、とか何とか偉そうに。何を注文したのか残念ながら覚えてないが、店を出た後、荷物を忘れた事に気がついて後戻りするところで夢は終わった。
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旅の想い出と映画の記憶などが入り交じっていた様な気がします。映画自体を良く覚えていませんが「裸のランチ」的な雰囲気だったかも知れません。
cafe lotus」というお店、10年前にインドネシアで訪れた事があります。王宮(多分)を改装した巨大なカフェでした。その後、表参道の「lotus」というカフェに入った事も。関係はあるのでしょうか。lotus=蓮の花は、泥の中に根を張っても水上では美しい花を咲かせる事から、泥=下界、水上=極楽浄土という事で仏教のシンボルとなっているらしいですね。蓮の花をモチーフとしたお墓は近所に沢山あって、鹿児島が東南アジアの一部であることが実感出来るんです。写真は上海で撮影したものですが、夢に出てきたバケツ類は、まさにこういう種類のものでした。

date 2010.4.18
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ポツリデペケリ@poturi

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イラストレーター迫安由美さんの個展「ポツリデペケリ」が南さつま市のカフェ+ギャラリー「poturi」で開催中です。オーテマハウスから南下すること約25分。ウワサには聞いていましたが、初めて行ってきました。古い病院がセンス良く生まれ変わっている空間。丁度おやつタイムだったのでケーキセットを頂いたりして、南薩にいるとは思えない不思議な時間を過ごしました。
迫さんの作品は3mm幅の紙をくるくると巻く技法・ペーパクイリングで構成されているのですが、実物を見ないとなかなか魅力が伝わらないと思います。今回はキャラクターの誕生秘話もパネルで紹介されていました。本日18日と25日の14時から17時まではワークショップも開かれる模様、オリジナル雑貨が作れるそうです(時間内であればいつでも参加出来ます)。水曜定休。是非、お出かけください。

date 2010.4.15
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抗菌ブーム

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鹿児島市内を中心に配布されているフリーペーパー「Under’s High」。次号Vol.13(5月1日刊行予定)にも、鹿児島大学法文学部准教授の井原慶一郎さんと僕との対談が掲載される予定です。今回は「デザイン」がテーマで、先日、タイムトンネルにて収録が行われました。デザイン。最近鹿児島ではあらゆる場面で耳にする様になりましたが「見た目」という意味で語られる事が多いので、限られた文字数の中で本質に近づく試みをしました。
例えば、収納が多く部屋がスッキリする住宅というのは、デザインされていると言えるのでしょうか。収納に何でもかんでも詰め込めば幸せなのか。オーテマハウスは収納は少ないんですが、それは「モノを減らせ」という建築家からのメッセージとも取れます。上海の高層分譲マンションは、内装前に引き渡される事が通例だと聞いてビックリした事があります(そっちの方がイイ)。日本は至れり尽くせりのフル装備。コンクリートむき出しで引き渡されれば、苦情が出るんでしょうね。しかし過保護なものが増えすぎた結果、想像力や生きている実感を奪っているのでは?「抗菌していれば良し」的な考えが居心地を悪くしていると思うんです。対談本編をお楽しみに。

date 2010.4.11
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仕事でリアルな虫の絵を数点描かなくてはならず、イメージ検索、イメージ検索。「一次情報こそ最も重要」ってな事を偉そうに言っているものの、やはり資料が必要となれば時間との問題があってネット上の情報に頼ってしまいます。インターネット登場以前は、近くの図書館で半日を過ごして貸し出し禁止の図鑑からスケッチして帰ったり、或いは書籍自体を購入しながら仕事をするのが常でした。今回の様なテクニカルイラストの仕事については、昔は著名な写真家や科学者、編集者などから情報を得るしかなかったんですが、最近はクオリティが高い画像であれば、発信元にはこだわらなくなってきています。勿論、元の画像と違ったイメージを創出するため複数の写真を参考に、角度を変えてイラスト化していく訳なんですが。映画「サマー・ウォーズ」ではネット社会の新しい民主主義が象徴的に描かれますが、自分が描くイラストの背後にも、援護射撃をしてくれている見知らぬ仲間がいる訳です。このような社会に参加している場合、恩返しというのはどうすれば良いのでしょうか。結局は「得た情報以上の情報」を自分の脚で稼いで、またネット上にアップするしかないのだと思っています。無理かも知れません。が、目的が達成されるかどうかでなく、そういう心持ちでネットを使うかどうかが大切。「好きな映画は映画館に足を運ぶだけでなく、関連書籍やサントラ、ビデオも買う」という行動は制作者側に金銭的な恩恵を直接もたらします。自分は可能な限り続けています。ネット社会でも、新たなビジネスモデルが模索されているんでしょうけど、リアル社会が急速に変化した影響で、逆に良心的な制作者がきちんと暮らせなくなっている感じもするんですね。とにかく、役に立ったら、気に入ったら自動的に1円が支払われるとか・・・そういう風になってくると信じたいです。
写真は鹿児島水族館で展示中のクリオネくんです。