マルヤガーデンズ
4月28日にグランドオープンしたmaruya gardens。鹿児島では今年一番のニュースになっています。この手の話題、首都圏にお住まいの方は「何故そんなに騒いでいるの」という疑問を持つかも知れません。先日東京に行った際も、池袋の駅ビル「エソラ」がオープンしたばかり、車両内ディスプレイやポスターが目に入りました。鹿児島から見ると、まだ造るの?まだ?と実感せざるを得ません。黙っていても毎年10万人も人口が増えているので、人とお金の心配はない。もっと言えば、効率よく人が「さばける」場所を増やさないと持たないのかも知れませんね。こうした飽和状態の中で新しい施設が出来る事と、今回の様に買い物客減少に悩む鹿児島市中心部にデパートが出来る事では、まったく意味が違う。しかも、正確に言えば「新しく出来る」のではなく、三越が撤退した跡を、それまでの老舗であった丸屋がリノベーションしたという復活劇なのです。高齢者にとっては懐かしい百貨店が戻ってきたという意味があり、僕の世代からすれば、何かが生まれそうな空気を放っている場所なんです。僕は諸事情で参加出来ませんでしたが、オープン前には市民がどうやって参加していくかというワークショップが数度に渡って行われました。そして先日、開店前の状態をぐるぐると回ったところ、友人や知人が「ものすごくイイ顔」をしながら働いているのを目の当たりにしました。純粋に感動したんです。クリエイター系を多く呼び込んでいるところが新鮮。ただの百貨店ではなく、未来社会を予測するような空間を目指している事が実感できました。虚飾を剥がされて、建物自体がようやく呼吸を始めたと言えるかも知れません。ナガオカケンメイさんは、東京にデザイン機能が集中しすぎている事を懸念されています。僕もまったく同感で、このブログを通じてずっと仲間に田舎暮らしを推奨し続けています。ズバリ今が「帰りどき」ですよ!Uターンが無理ならIターンでも。
鹿児島に移住する際、田舎暮らしは3年で飽きると言われたんですが、ここまで飽きずに生活出来た一番の理由を一言で表せば「未来の生活を体感出来ているから」なんです。鹿児島は飽和していない。まだまだ「ノビシロ」がある。今回の件であらためて気づかされたのでした。















アグリステーション
2010/04/29 07:05
銀座スエヒロというステーキ屋さんがあり、いいことがあると連れて行ってもらいステーキを食べていました。その当時、ステーキを食べさせてくれるところは鹿児島でもここぐらいしか無かったのではないでしょうか?
今みたいにガイドも何も無いので、山形屋やまるやに入っていることは意味が大きかったんでしょね。
青山にあるAOにいきましたが、こんな贅沢なスペースで儲けることができるのだろうかと考えました。トイレもすごく贅沢でした。
マルヤガーデンズいくのが楽しみです。
ohtematic
2010/04/30 01:34
マルヤ時代は僕の記憶にはありませんが、周辺に駐車場の名前が残っていたり・・・と何かしら気になっていました。銀座スエヒロが入っていたんですね。昔は、ステーキやすきやきが贅沢品で、デパートに行くのも特別な日だった様な気がしますが、今は違いますよね。そういう時代に百貨店として何が出来るか?という点で、今回のMaruya Gardensは刺激的です。