内なる衝動って?
内なる衝動に駆られて創作活動をしている人は多いと思う。しかし自分の場合、内なる・・・というのはどうにも嘘くさく、最近は外枠から決まってくる。展覧会場が決まり、額の大きさと点数が決まる。画材屋さんにマット加工をお願いする。DMを印刷したり、宛名をプリントして発送したり。肝心の作品は、実はその後から描いたりしている。時間がない。でも、全ての作品が仕上がってから展覧会場を予約するとなると、有名なギャラリーでは1-2年待たされるのが普通だ。果たして1年後、その完成した作品の感性に(洒落じゃないですよ)、自分が耐えられるかという問題が出てくる。多分、もう見たくはないだろう。そんな訳で、限られた時間、この瞬間でしか描けないものを、鮮度の高いうちに(恥ずかしさがこみ上げてこないうちに)発表する方が心地よい。「まだ人に見せる段階じゃない」という理屈で、完成度が上がるまで自分をひたすら見つめ続けている人は、結局のところ発表する機会を逸してしまうと思う。
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写真は昨日の吹上浜。海の近くに住んでいると、真夏には暑すぎて、逆に海には行きたくないものです。昨日はゲストがあったので、衝動的に海に行くことを選択したんですが、これって、夏が終わりに近づいている事を意味しているんだな〜と、後から気がつきました。














