指宿駅前。
鹿児島中央駅から「なのはなDX」に乗って指宿にショート・トリップしてきました。といっても目的の半分は仕事・・・。指宿線は、新幹線の全線開業に併せて「玉手箱」という列車が誕生します。浦島太郎にまつわる「竜宮伝説」が数多く残っていることから、こうしたネーミングになったそう。駅周辺も新しい時代を迎えるにあたって様々な準備が進んでいる様です。僕も先日紹介したポスターの仕事をさせて頂きましたが、その延長で更に何かが出来そうな予感がしています。今回、駅前の商店街から海まで(意外に近い!)を散策しましたが、車で訪れた時には気がつかなかった魅力で溢れていました。基本的にはいわゆるシャッター商店街で、賑わいとはかけ離れています。だけど、この状況を新幹線の開業に併せて「とってつけたような」賑やかさで演出しても仕方がないと思うんです。このままでいいんじゃないか、というのが僕の結論です。例えば写真は指宿駅前にある鹿児島交通の営業所の側面なのですが、実に風情のある建物。指宿に暮らす人の生活感がにじみ出ています。とにかく、こういう「ちょっとした風景」を壊してはいけないと思うんです。都会的に、綺麗にしようとすると、鹿児島中央駅の様になってしまう。あの駅前が好きっていう人はいるのかな?観光客が期待しているものは、もしかすると地元の人が排除したいと思っているものかも知れないんですよね。「これは残しましょう」という何気ないポイントを、今のうちに厳しい目でチェックしておく必要があると思います。















frognalway
2010/12/26 06:56
ohtematic
2010/12/26 07:09
ご無沙汰しております!車社会が必要以上に実現されてしまった事による、公共交通機関の衰退は本当に問題ですね。指宿は、鉄道を使って行った方が絶対に楽しいよなあ〜と思いました。渋滞の車線を見ながら殿様気分。電車やバスを待つ時間も旅の一部としては楽しい。そういう時間的な隙間や、今回の写真の様な空間的な隙間について、じっくりと楽しむ余裕というか、想像力自体が欠如してきているのではないかと思うんです。