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date 2011.6.12
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ようやく終わった展覧会・・・

ようやく終わった展覧会・・・

3月に行われた「指宿観光案内所丸屋出張所」展、GWに行われた個展「ライト・レール・トランジット延伸版」、つい先日行われた「む展」、月曜日に最終日を迎える「新世代作家13人展」(今日12日はお休み)。何やら、走り続けていた感じで、本を買っても読む暇がなく、DVDやブルーレイもたまる一方、そんな今年の前半だった。後半は、展覧会の予定は何も入っていないので久々の充電期間としよう。6月25日にマルヤガーデンズ7Fで行われる「かごまちシンポ」に登壇予定、その他、アンダーズハイの書籍に寄稿したり、南日本新聞でとある連載が始まる・・・など、イラスト以外、本業でない予定はぼちぼち入ってきていますが。一体、自分はどこに行くのだろうか。イラストで伝えられる事とテキストで伝えられる事、それぞれに長所短所がある。結局は自分を社会に溶かしていって、理解してもらったり、共有出来る情報を増やしていったりという・・・そんな行動として頭の中で整理する様にしている。デザインの世界は、オレオレではいけない。しかし、透明な存在になりすぎてもいけないと思っている。例えば、先日、全国誌の仕事で「バスを描いてくれ」という依頼があった。それ以上の事は求められなかったが、そこで「はとバス」や「エアポートリムジン」を描く訳にはいかず、鹿児島市営のバスを描いた。鹿児島出身の人がもの凄く離れた場所で偶然それを見たとき「これって鹿児島市営バスじゃないの?懐かしい」と、ほんの1秒でも感じてくれたら、それでいい。郷土出身のタレントが全国ネットの番組で、敢えて方言を使ったりする、そんな行為と通じるものがあると思う。鹿児島でしか出来ない事を全国の舞台に乗せていく、そんな小さな仕事の積み重ねにやり甲斐を感じている。この方法論が通じる仕事は少ないですけれども。

Comments: 5 comments

  1. 年齢的なものなのか、本業のあり方がどんどん変わってくるような気がしますね。
    気づく人は気づいてくれるし、見ている人は見ている。
    そう思って、こつこつですね。
    またじゅうじゅうしながら語りましょう!
  2. むぎたつ

    お忙しいですね。
    一度展覧会にも足を運んでみたいです。

    鹿児島にいるからこそ出来る発信というものがあるでしょうね。
    関東などに比べると環境的には限界がある鹿児島ですが、
    IT社会の中で、共有と言う意味では様々な可能性があるように思います。

    益々のご活躍をお祈りしています。

    PS. 妹達が帰ってきました。(from Atlanta)
  3. ohtematic

    はなさん→
    若い頃はイラストだけ描いていれば良かったんですが、これは年齢的な問題なのか、時代的な問題なのか良くわかりませんね。デザインそのものよりも、仕組みの方に興味がシフトしているのは気になります。マスコミも、そんな側面の方が取り上げやすいんでしょうね。じゅうじゅうよろしく〜
    広瀬正己様→
    わざわざ足をお運びいただき有り難うございます!中西さんとお話されたのですね。僕も今回初めてお会いしましたが、展覧会のリーダー的存在でした。中村くんというのは、吉祥寺にお住まいの方かなあ、もしかすると。
    むぎたつ様→
    コメント有り難うございます!鹿児島でないと出来ない事は沢山ありますよね。環境的な限界というのも、ほとんどなくなってきていると思います。311の震災以降は、多極分散型の社会が意味を持ち始めました。日置市からの全国へ、世界へ発信していきたいですね。今年は是非むぎたつさんご家族と、妹さんご家族で遊びにいらして下さい〜!
  4. 11日にバートックギャラリーに行って来ました!
    久々にマティックさんの絵を直に見られて嬉しかったです。カラーもモチーフも都的な雰囲気を感じました。(以前HBギャラリーでナロウ•レンジ展を見たことがあります)
    恐竜が暴れているのに他が忙しいのか、マントをまとったヒーローが背を向けているのが印象的でした。
    他の方の作品もそれぞれ個性が違っていて表現も色々で見ていて楽しかったです。
    私の行った時間帯は混んでいたのでお茶を出していたいたスタッフの方と少しお話しただけでギャラリーを後にしました。
    また都内で展示がある時は足を運ぼうと思っています。
  5. ohtematic

    Lavazzaさん→
    有り難うございます!お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。作品、丁寧に見て頂いて有り難うございます。鹿児島の「いづろ交差点」という場所の様子を描いたものです。桜島が爆発し、恐竜が蘇って街が大騒ぎになっている様子ですが、特に社会的なメッセージはありません。でも、おっしゃる様に、あのマントの男は何なのか?自分でも解りません。下描きは一年以上前のもので、当時の気持ちを思い出す事が出来ないんです・・・。東京で展示をする機会、次回はいつになるのか解りませんが、どうぞよろしくお願いいたします。