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date 2011.7.19
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亀パトロールに出かける。

亀パトロールに出かける。

東シナ海に面する街に住んでいます!というフレーズを良く使っています。移住を決断し、オーテマハウスの建設が始まった1999年頃、国土地理院が発行している吹上町の25000分の1の地図を買ったんです。で、地図の左側が全部海!「東シナ海」と書かれていた。思わず「東シナ海か〜!」と叫んでしまった。それまで日本は「太平洋か日本海のどちらかに面している」という意識しかなかったので新鮮だったんですね。地理は勿論、社会科全般苦手だったので。
亀パトロールはこれで二回目、どういう順番で回ってくるのか解りませんが、近所の方々と懐中電灯を片手に見回ります。亀の卵は、その昔は食材として重宝されていたらしいですね。現在では吹上名菓として「アカ海亀の卵」なんていうのがありますけれど。今回の「亀パト」ですが、なんと足跡を三本も発見しました。一本は、先ほど上陸したと見られる新しいもの、二本目と三本目は昨日かそれ以前のものでした。素人でも大体、砂の状態で解ります。わざわざ陸に上がって産む事もないだろうに!と思ってしまいますが、海中よりもリスクは少ないんでしょうね。亀パト隊の方から伺ったのですが、どこで産んだか解らない様にするためのカモフラージュ足跡もあるそう。この日は満月で、いわゆる「ベタ凪」と言われる静かな海でした。この幻想的な風景、なかなか写真におさめる事は難しいので直接体験して欲しいですね。更に不思議だったのは、自分の足跡の周辺が「キラリ!!」と発光する瞬間が何度もあったんです。月明かりの反射ではなく、発光。面白いので砂を蹴り上げたりして反応を楽しみました。後日「夜光虫の死骸かもね」という意見も聞いたのですが、本当のところは解りません。写真下が亀の足跡です!目撃したかったけど、楽しみは次の機会にとっておきます。

Comments: 2 comments

  1. Dr,Moonloght

    亀パトロール、良いですね!凄く憧れます。
    「アニマルプラネット」や「ダーウンが来た」とかで観る
    世界がすぐそこにあるんですね。
    「野生の境界線」という話を聞いた事があります。
    こうした場所で物語が生まれるんでしょうね。
    トワイライトゾーンのナレーションでも言ってますね。
    つまり境界線という異質なものが交わる揺らぎのある場所。
    池澤夏樹の「マシアス・ギリの失脚」も同じですね、しかも、
    あの話はパラオ諸島付近が舞台になっていて、
    この写真の雰囲気と重なります。

    そしてこの写真良いですね。
    大学生の時に一緒に行った奄美大島の加計呂麻島で観た
    浜辺の月を思い出します。
  2. ohtematic

    Dr,Moonloghtさん→
    やはりDr,Moonloghtさんは都市近郊よりも自然の方がお似合いですよ!
    そうですね。野生の境界線、ですか。自然と対峙していると謙虚な気持ちになれるものです。日本はどんどん脳化社会へ向かっていますから、大切な事を見失っていると思うんです。今回の震災も自然を甘く見すぎた訳で。
    浜辺の月は本当に奇麗です、これは首都圏では味わえないと思いますよ。
    マシアス、内容忘れてます。Dr,Moonloghtさんの記憶力はスゴいなあ〜