永吉小学校の卒業式
長男はまだ一年生だが、卒業生の見送りがあるというので、その時間に校庭を訪れてみた。全校生徒48名。来年は47名になる。卒業生と保護者の方々が校舎中央から校庭へとゆっくり歩いてくる。先生方と在校生は両脇から拍手で見送る。6年生が下級生に向かって「がんばれよ」とかなんとかエールを送っている。抱き合う姿があったり。涙の卒業式。
自分の卒業した学校はマンモス校だったので、こんな時間はなかった。卒業生ひとりひとりのスピーチに時間がかかりすぎて疲れた記憶もある。しかも「ボクは、何々をする傍ら、何々をしたいです!」という言い方が流行っていて、その中途半端さに疑問を感じていた。下級生に対する愛情も薄かったと思う。国歌も歌わない学校だった。そんな訳で、自分の子供が小さな学校で教育を受けていること、成長していくことについて、トレースすることは出来ない。だけど今回の卒業式を見て、もの凄い希望をもらった。競争が出来ないから、田舎だから、などという理由で都会へ移ってしまう家族もいるんだろうけれども、6学年全員の仲が良いというだけで、十分ではないか。この学校をなくさないためには、どうすれば良いのか、行動で示さなくてはいけない。














