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date 2012.5.20
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住みたい家

住みたい家

専門学校の授業で毎年恒例「住みたい家」という課題を出した。家を通して、若者の趣味や夢、動向などを探る事が出来る。突飛なアイデアの中から、大きな流れを整理してみると、まずは、モバイル系の家が今年は目立った。家自体が自由に動ける設定になっている。足が生えていたり、魚のカタチだったり。家というよりは、キャンピングカーの様な乗り物だ。もしかすると、先日の震災の影響があるのではないかと思った。地に足をつける生活では、全てを失うリスクがあるという現れ。そして2つ目。ちょっと前には「最近の若者は洋服を買わずに家具を買う」と言われていた若者だが・・・家具に対するコダワリもなくなっている様だった。イームズやスタルクの事などは、おそらく知らないだろう。その代わりにニトリなどで手に入る様な、手軽な家具を描いている・・・。もはや、モノに対する憧れはないのかも知れないな。
来週の課題は「鹿児島県知事選のポスター」だ。こちらも、選挙に対してどのような角度から切り込んでくるのか楽しみ。実は僕も趣味で描いている。学生に負けない様なアイデアを出さなくては・・・!

Comments: 7 comments

  1. オノケン

    フェイスブックで生徒さんの作品を見かけましたが面白い課題ですね。クライアントが、ではなく「自分が」住みたい家というのを形としてそれほど突き詰めたことがないので一度向き合いたいテーマではあります。(間接的には絶えず向き合ってるとも言えますが)
    鹿児島県知事選のポスター、大寺さんの描いたポスターが実際にまちに貼りだされた姿を妄想してワクワクしてしまいました。叶わなければ将来生徒さんが描いたものでも実現するといいなー。
  2. この台所って…あの昼間2時間くらいしか開かない幻のラーメン屋さん?
  3. ohtematic

    オノケンさん→
    ご無沙汰しております!「建築家の自邸」というのは、ワクワクしますよね。結局のところ「自分だけは(無意識的に)例外」になるのではないでしょうか。僕も、自分や家族のために絵を描けと言われると、解りません。そこが他者から見ると面白いですよね。
    県知事選のポスターは、テーマの絞り方ですよね。争点を明確にした方がいいのか、それとも、いろんな違いを足し算的に盛り込むのか。デザイン、の基本を考えるいいテーマです。おっしゃる様に、若い感性がそのままオフィシャルのポスターになる方が望ましいです。このままで行くと若い世代の投票率は低いので・・・。
  4. ohtematic

    pandaさん→
    そうです〜!さすがですね。何だか、全てが幻だったのではないかと思っています。
  5. おぉ~! まだあのお婆ちゃんは元気なんですね~!
  6. 選挙のグラフィックはあのイメージで化石化してしまってます。
    あれがテッパンらしいんですけど…?
    ネットでの投票にすると、ヴィジュアル3分つけていいとか、PVつけていいとか、いろんな選挙公報ツールが増えて、アピールの幅も広がりそうです。
  7. ohtematic

    伸さん→
    何だか、ものすご〜くお元気でしたよ〜
    はなさん→
    候補者のポスターは顔のアップとキャッチフレーズでアレなんですが「投票に行きましょう」の方は何とかなりそうですよね。若者の感性に期待!