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date 2012.12.3
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塗り。

塗り。

個展「オーテマティック・エス・エフ」引き続き開催中です。搬入作業の際、オーナーの浜地さんから「厚塗りですね」と感想を頂きました。浜地さんは水彩のタッチを活かしたスケッチ画を中心に創作活動されているので、確かに、厚塗りだなあと・・・!厚塗りの歴史は、高校2年くらいまで遡ります。デザイン系の学校を受験する場合は、必ず「平面構成」という試験があるのですが、基本的に「にじみ・ぼかし・かすれ」は表現方法として不可なんです。こんな課題もありました「毛筆で描いた様なカタチを、にじみ・ぼかし・かすれを使わずに表現(構成)しなさい」とか。デザインという仕事は、曖昧な物事をくっきり、はっきりと計画的に浮かび上がらせるということなんだと思います。だから、見た目にもぼんやりとした部分が少ない表現の方が自分には合っています。速乾性と言われるアクリルで描いていても、せっかちだからドライヤーでバンバン乾かしながら、二度塗り三度塗り・・・です。イメージが先行しているので塗り始めたら、後は作業という感じで・・・勿論、多少の偶然性で面白くなる場合もありますが、これはイレギュラーな現象として捉えたいんです。
***
画像は1979年の映画「ブラックホール」の人気キャラ「ヴィンセントくん」(映画自体が残念な出来なので人気があると言ってもたかが知れている訳なんですが。今、トロン・レガシーのチームがリメイクしているらしいですね!)です。偉そうな事を言った割に、かなり塗りムラがあってお恥ずかしい限りです。

Comments: 6 comments

  1. イデグチ

    二十余年前の大寺作品とその制作現場に触れた者としては、
    『ムラなく塗れるのに、あえてムラで魅せている』のだと…。年輪を感じました。
    大様さが手描きであることの躍動感を高めています-_-b
  2. ohtematic

    イデ氏→
    有り難うございます。敢えてムラで魅せている訳ではないんですけどね・・・〜!ブラックホールを残念な出来と書いてしまいましたが、勿論、それなりに思い入れもあり、このロボットもR2-D2より人気が出て良かったのではないでしょうか。サントラも未だに持っています。イデ氏の新作群にも期待〜!
  3. 青木薫

    シグナス号はファルコン号、エンタープライズ号、ノストロモ号をおさえ堂々の宇宙船ベスト1だよね。ブラックホール、傑作です。
  4. ohtematic

    青木くん→
    さすが、ブラックホール・ファン・・・。ある意味、究極のデザインかも知れませんね。リメイク版ではどういうデザインになるのか・・・。僕も、未だにサントラ盤は持っていますし、それなりに思い入れはあります。ロバート・エイブルによる予告編は、トロンの光子バイクシーンよりも好きです。このヴィンセントくんも・・・打倒R2-D2っていう意気込みが感じられますよね。
  5. Dr,Moonlight

    これは「懐かしい未来」ですね。特にこのヴィンセント君の絵は、色なのか描き方なのか、何ともロシア(というかソ連)っぽさを感じました。実は大寺作品のうちのいくつかからこうしたロシア・ソ連的な印象を受ける作品があって、それがヒジョーに羨ましい。一番最初に見た大寺作品は大学一年の時の平面の課題で塗装のはがれをモチーフに丁寧な制作をしていましたが、今にして思えばやはりそうした印象を持つものでした。大学時代、大寺君は仲の良い友人の間で「アメリカ人」と大雑把に言われていましたが、実はロシアの空気も混ざっていたんですね。それは例えばジョー・ジョンストンの映画「遠い空のむこうに」の様なアメリカの少年が憧れたスプートニクの様な感じでしょうか。まさにあの時代の懐かしい未来とジュブナイル感に溢れたマティックアバンギャルドですね。
  6. ohtematic

    Dr.Moonlightさん→
    コメント有難う。
    「大寺君は中の良い友人の間で『アメリカ人』と大雑把に言われていた・・・」というのは、いろんなパターンがあって、イデ氏には「外人に似ている」と言われていましたね。いずれにしても、それまで松本零士の作品で満足していたところに、突然「スター・ウォーズ」でカルチャーショックという経験があって・・・それ以降は意識的に日本のテイストを避けていた時期が長かったですから、屈折したカタチで吸収そして九州されているのかも知れませんね。ジョー・ジョンストンと言えば「キャプテン・アメリカ」途中まで観ました。彼のロシア=ソ連感覚に対する思いはスゴイですね。