未来の風景
安倍政権が人気で、憲法改正やTPPの話題ばかり。肝心の原発問題や、福島やその周辺の問題はどこかへ追いやられてしまったかの様なムードです。今度の参院選の争点にもならないですし「自民が圧勝する」まあ、そういう事になっている様です。5月19日に行われる予定だった日置市の市長選と市議会議員選も、定数ぴったりの候補者しかおらず、選挙自体がなくなってしまいました。
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福島の問題は「第二の敗戦」とも言われていましたが、そういう表現ももう忘れられてしまった。そして、収束する見通しが立たない中で、原発を他の国に売るという事も明らかになってきました。僕は、良く解らないのです、何でそんな流れになっているのか、が。民意は反映されているのでしょうか。
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先日、「さよなら原発!かごしまパレード」の打ち上げがあったので出席してきました。僕は出席者の中では最年長でしたが、エネルギーの事を真剣に考えている若い方たちと話をして刺激をもらってきました。40を過ぎると、いろんな仕組みに絡めとられてしまって「柔軟な発想」や「人間として当たり前の事」よりもマネー経済を優先せざるを得ない立場になってしまうのかも知れません。そういう意味では、もう若い人に期待するしかありませんね。
写真は、近所にある山の中腹に出来た太陽光の発電所です。撮影時にはまだ稼働していませんでしたが、こうした風景が身近にあることで、少し救われる気がします。打ち上げの席では「個人レベルで、エネルギーや食糧の自給率を徐々に高め、小さな暮らしの実例を増やしていくしかない」という話が、異口同音に飛び交っていました。
来るだろうか、本当の21世紀。















當房隆
2013/05/13 17:59
ohtematic
2013/05/14 06:02
振り返ってみると、バブル期に謙虚になれなかった事が一番の原因かも知れませんね。自分が社会に出た時は、ほぼバブルは終わっていたのですが、あの時の空気は今思い出すと、恐ろしいものでした。
當房隆
2013/05/14 07:10