肝付町への視察
7月12日、地元の方と3名で肝付町に視察に行ってきました。「きもつき情報局」をネットで知ったのが、そもそもの始まりでした。たまたま、アップルユーザーグループで知り合った方に視察の申し出をしたところ、「おおすみ・かごしま芸術祭」も含めて案内して頂けることになりました。僕の暮らす日置市吹上町永吉からは、途中垂水フェリーを使って3時間ほどかかります。鹿児島市内へのアクセスは永吉の方が有利ですが、それが理由からなのか?日置市は過疎化対策、情報化対策については、油断している印象があります。「隣の芝生は青く見える」といいますが、肝付の取組みは、こちらよりも洗練されている印象があり、無視出来ない地域としていろいろと教えて頂きました。
「おおすみ・かごしま芸術祭」では「おかえり・ただいま」の関係を育んで行く事をテーマに、アーティスト・イン・レジデンスなどの取組みをしています。セカンド・ホームタウンという意識を持ってもらうことが必要なのだとか。文化的交流を進め、その中から定住者が出てくればいいというスタンスだそうです。多額の予算を投じるのではなく、10万円程度で出来るイベントの集合体として、サテライト地域も数多く設けて変化させていきたい、という事でした。
「きもつき情報局」では、「洗練された田舎」を紹介する事がテーマだそうです。洗練された・・・というのは、カッコをつけるという意味ではなく・・・鹿児島弁もそのまま出して、土着的な部分をより多く発信する・・・という事の様です。都市部から見たときの「非日常感」が大切だと。大隅半島の山並みは女性的な風景で、桜島とはちょっと違うので、おばあさんの言葉などを通して広く伝えたい、という内容でした。とにかく、ネタは沢山あるけど、それをいかに発信するか?そのスキルを持った人が極端に少ない、というのが悩みの様でした。この気持ちはスゴく解ります。表現や編集の作業って、やはりまだまだハードルが高いんですよね。
そして、帰りは「アメタ食堂」でコーヒーを飲んで帰ってきました。観光ではないけれど、大隅半島の魅力を満喫した一日でした(今回の様な視察も、立派な観光なのかも知れません・・・。)
肝付町役場のnさん、サウンド・パフォーマーのmさん、きもつき情報局のaさん、アメタ食堂のhさん、どうも有り難うございました〜!















