ohtematic.com

news

date 2014.5.17
category news
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

東市来総合福祉センター二階で開催されている野崎恭弘さんの個展

東市来総合福祉センター二階で開催されている野崎恭弘さんの個展

140517.3
野崎さんの絵を見てガツーンと頭をひっぱたかれた気がした。この世代の方は、とりあえずスマホで撮影しておけば何とかなる(と思っている)現代人とは違って、体験した事を「脳裏に焼き付ける能力」が異常に高かったのではないだろうか。野崎さんは、その中でも特別な存在かも知れない。戦時中に起こった事を丁寧にスケッチとして蘇らせている。馬小屋が空襲で火事になり、やけどでピンク色になってしまった馬、米軍が落とした燃料タンクに集まる子供たち。体験した者だからこそ出来る描写が心を打つ。展覧会場と、野崎さんがこれらを体験した場所が同じ地域であることも非常に興味深い。こうした作品は、日置市がきちんとサポートしてもっときちんとした展覧会にするべきだし、歴史資料としてまとめあげてもいいと思う。廊下に貼り出されているだけだったので、その点のみが残念だった。5月25日まで開催されています。

Comments are closed.