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date 2015.1.28
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マグカップの思い出

マグカップの思い出

イラストの仕事・・・自分のイラストが掲載された雑誌は1ヶ月で次の号に変わり、キャンペーンのポスターの寿命も2〜3ヶ月?そう長くはないんです。新陳代謝が激しい世界なので、新しいイラストを描く需要があります。画家のペースとは違って、じっくり作品に取り組むというよりは、考える間もなく、年に数百枚を仕上げて生計をたてているイメージ。もちろん「寿命が短いから力を抜く」訳ではなく、誰にでも長く愛されるスタンダードな画風を目指しているわけです。
そんな中でも、マグカップのデザインは、月刊誌とは違って物理的に長く残る仕事です(割れない限りは)。写真は1990年頃、東京・国立にあった雑貨屋さん「kit kit dizzie」で取り扱われていたもの。アナログの時代なので、もちろん、色毎にトレーシングペーパーに描いて入稿していました。まだ駆け出しの時期だったから、このカップを見ると、自然と「初志貫徹」という言葉が浮かんできます。あの頃、自分にチャンスを与えてくれた大人の方々・・・・・・ありがとうございます。

Comments: 2 comments

  1. 四半世紀の時を経てなお鮮烈なマグカップ!
    三方向から撮った画像の再構成による効果なのか、
    連なった曲面によるスタイリッシュなオブジェにも見えますね。

    引き続き愛玩させてもらってます
    http://www.ohtematic.com/news/2013/1104_5386.html
  2. ohtematic

    Hammerさん、そういえば、マグカップをお送りしたことがあったんですね・・・(完全に忘れています)。印刷物とは違って、実際にHammerさんの生活に道具として溶け込んでいる・・・。有難いことです。余裕ができたら・・・また、オリジナルグッズを作ってみたいです〜