ロボダッチ
2007年にもこのブログ上で「ロボダッチ」の事を書いています。かなりマイナーな存在だったのに、自分にとってはドストライクな造形センスや世界観だったんです。昭和40年代の小学生にとっては、模型屋(+駄菓子屋)というのが「溜まり場」であり、最先端の情報収集が行える場所でした。様々なプラモデルが並ぶ中で異色を放っていたこの「ロボダッチ」。パッケージの中に入っているイラストにも引き込まれていたんですね。たまたま、検索したところ昨年、漫画が復刻されたことを知り早速入手〜。巻頭のカラーベージには当時のポスターなどが掲載されていて、「確かにこのイラストだった」と見覚えのあるものがたくさん・・・。
今回、作者小沢さとる氏のあとがき「40年前のあの日のキミたちへ」も、まさに自分に向けて書かれている内容でした、なんと新作に挑んでいるとの情報も。1975年の発売当時、7ヶ月で1000万個を超えるヒット商品だったことも、今頃になってわかった。そのうちの10個くらいは、僕が買ったものだったんですね。
50歳を目前にした最近になって、小学生の頃の情報が再びものすごい熱を帯びて浮上している。自分がそういうアンテナを張っているだけ?ではなさそうです。いろんな原因が考えられますが、僕くらいの大人が重要な役職について、少年の頃から温めていた企画を通せる立場になったことも理由のひとつだと思います。スターウォーズの新作公開も、そういう熱意が結びついた結果なんでしょう。「昔は良かった」と後ろ向きにならずに自分の新たな創作意欲の資料として、今回のような漫画を結びつけていられる間は、家族からも文句は出ない筈です。