個展、無事に終了しました。
珈琲&ギャラリー「ウイリアムモリス」で行われていた私の個展「東シナ海,14315」。昨日無事に終了しました。ご来場頂いたみなさま、どうもありがとうございました。芳名帳を見ると、中学時代の担任の先生や、イラストレーションの師匠のお名前、遠くから駆けつけてくれた友人たちのお名前があり、ギャラリーに常駐出来なかったことがあらためて悔やまれたのでした。今回は24点の描き下ろしアナログ作品で会場を埋めました。全てがM3というサイズを縦位置で使用(A4よりも小さいです)。厚い画用紙を使ったために、水張り作業が一番苦労したかも知れません。鹿児島暮らし16年をテーマにしたので、最初はキーワードを書き出すところから始めました。例えば、港とか森とか・・・。しかし実際に作業を始めて見ると、純粋な風景を描こうと思っていたのに構成主義になってしまったり(時間が限られていたことも原因のひとつ)、ラフな形で気持ちをぶつける結果となりました。自分という個性からはどうしても逃れられないので、何も考えていないで描くということはあり得ません。しかし無の境地というものがあるのではないかと思ってもいます。次のオリジナル作品がどのような展開を見せるのかわかりませんが、今回の個展はひとつのターニングポイントになったと感じているところです。
(搬出を終え、今羽田空港でこの記事を書いています。)