自分の絵の解説
進研ゼミ高校講座「高1 My Vison」の中でイラストを描いています。白い紙を見つめたとき、そこにどのような空間を展開していくのか、ザッとですが頭の中で組み立てます。そこにキャラクターや背景を配置していく訳なんですが、おそらく、1点透視×10=10点透視?以上の、異なった空間が混在しています。かと言って不自然に見せるという意図はなく、どちらかというと自然な空間になる様、心掛けているんです。完璧な3D表現では、このパース感は出せないはずです。カメラの位置が目まぐるしく変わっていて、おそらく、写真で表現するとなると1キャラクターにつき、4〜10カット位は角度やレンズを変えて撮影し、合成しなくてはいけないでしょう。静止画でどれだけの動きやカット数、物語性などなど・・・を表現出来るか?イラストの面白さはそこにあると自分は考えています。実際に人間の目も1点透視の世界ではなく、立体視とカット割りの連続です。そこに心理的なリアルとして近づけたい、と言えますね。それがどうしたんだ、と言われるとそれまでですけどね、そこが自分のコダワリなんです。