吉利小学校はなくなるのか
毎週、自宅近くの永吉商店街の空き店舗・通称「Date Spot」で行われるアサカツ(朝の集まり)では、いろんな人が地域の未来について語っています。写真は、毎回来ていただく満冨啓城さんから見せていただいた資料ですが、隣町にある(同じ日置市ですが)吉利小学校の「全国学力・学習状況調査結果」です。全国平均を大きく上回っていますね。現在、全校生徒は33人ということでした。
先日、この吉利小学校がなくなるということが決まったそうです。大変残念な結果ですが、何とかこの決定をひっくり返して存続させることは出来ないものでしょうか。
行政が示す、ひとクラスあたりの理想的な数字からかけ離れてくると、統廃合問題というのがどうしても起こってきます。PTA側にも、競争力がつかなかったり、チームで行うスポーツが成り立ちにくいという理由で大きな学校へと統合した方が良いという考えをお持ちの方もいらっしゃる様です。しかしこの数字を見る限り、少なくとも少数教育だからと言って、学力が低下するということはない訳です。むしろ「落ちこぼれ」が存在しにくい環境と言えるのではないでしょうか。いじめ問題も少ないはずです。数字に出てこない、様々な魅力が田舎の学校には詰まっています。
財政面から、学校を無くしたいという行政側の思いもあるでしょう。しかし、学校が一度なくなってしまえば地域の価値は下がり、若いひとは減り、結果として税収減になるのではないでしょうか(お金の話はしたくないんですが)。小学校は、地域の軸となる最も大切な場所だと思います。廃校ではなく、休校という手段もある様です。出来ることなら、吉利のみなさんには、立ち上がって存続運動をしてほしいですね。