吉利小学校
近所にある「吉利小学校」が今年の3月で閉校となる。閉校に関する記念誌のお手伝いをすることになった。学校がなくなってしまえば、子育て世代がその地域を離れるだけでなく、新規の定住者も見込めない環境になる。ごく当たり前のことだと思うけど、地域住民からすると(特にPTA)一定以上の学童がいないと統廃合に賛成する人も増えると聞いている。いろんな問題を含んでいるだけに正解はないし、また「存続ありき」という、僕が正しいと思っていることも、地域にとって果たしていいことなのかどうかも解らない。一方で、中国などからの観光客の受け入れ態勢が不十分な、一極集中に悩まされている地域もあると聞く。一見、全く関係のないような問題に思えるけれども、古民家を再生して宿泊施設にして海外との交流人口を深めることが出来る筈。廃校に追い込まれそうな地域に外国の人が来れば、地域住民にとっても「もしかすると素晴らしい地域なのかもしれない」と客観視出来る意味で、相当なインパクトになるだろうし。
今は自分の地域のことで精一杯だ。動いている人は、もう動いている。他の誰かが立ち上がれそうな風が欲しい。