本日より「第33回む展」@鹿児島市立美術館
本日7月12日(火)より17日(日)まで「第33回む展」が鹿児島市立美術館にて開催されます。僕は第22回から参加しているので12回目かな・・・。その間、時代は変わり出品者も徐々に変わってきました。変わらないのは、普段は違う世界で活動している作家が、幅広い年齢層とジャンルの垣根を超えて集まっているという点。実は毎年、搬入〜設営時まで全貌が見えないのがこの展覧会の特徴なんです。
会期中、土曜日には柳田合奏団によるコンサートも予定されています。是非お誘い合わせの上ご来場ください。
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今回、僕が出品するのはイラストの仕事で実際に使用したラフスケッチ200点ほど、正確には数えていませんが、縦1.8メートル、横5メートルほどの大きさに貼り付けてあります。
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僕は年間に大小合わせて1000枚ほどのイラストを描いています(きちんと数えたことはありませんが)。2ヶ月前に描いたものを忘れてしまうほど(純粋に頭が悪いだけかも知れませんが)、一つ一つの仕事はものすごいスピードで動いていきます。
たまに、みなさんの目に触れるもの(おそらく5%未満)も描いていますが、その他は匿名性の高い仕事ばかりです。教育や医療についてのイラスト、web上の記事のカットなど、意識しなければ通り過ぎてしまうものが殆どです。
そういう意味で、こうして美術館で展示出来るというのは、自分にとっては創作活動における特異点です。展覧会用に書かれたものではありませんからね。
じっくりと鑑賞して頂くことが目的の絵は、作家の情熱や思想、哲学などが反映される場合が多いのですが、僕のイラストは、誤解を恐れずに言えば、見る側に「考えさせてはいけない」し、「自分自身の考えも表さない方がいい」という性質も持ち合わせています。ストレートに、イラストの目的が伝わらないといけない。薬のイラストであれば「これは何の薬だろう?」を疑問を抱かれてしまっては、アウトなのです。
そのために、自分は「頭で考える」前に「手を動かす」必要があります。情熱や哲学は、日頃は持ち合わせているつもりですが、そうした自我を捨て去って画面に向かうのです。とは言っても、個性というものは恐ろしいもので、やはり自分自身からは逃げられず、どうしてもイラストの表面に出てくるものなのです。














