トランプ氏
多様性多様性と呑気なことを言っている間に、自国至上主義のような価値観も反動で出てきたのでしょうか。小池都知事からも「都民ファースト」という言葉が良く聞かれます。アメリカにしても東京にしても、そこに住んでいない人にとっては「関係のない話」と片付けてしまうことは簡単です。自分の最近の実情と照らし合わせると、ちょっと前は、地域外の人との交流人口を増やしたい、という考えから、地域の人がどれだけ楽しめるか、という姿勢に変わってきています。そういう意味では、自国至上主義と小さな地域の問題は、どこかで繋がってきているのかも知れません。この考え方の先にあるのは、差別主義ではなく「究極の自分勝手は、周りを幸せにする」ということなんだと僕は考えています(もちろん、究極というのは、誰かの犠牲があってはいけない、というのが大前提ですけれど)。その方が、自分も生きやすい。今、不安な時代の中で、自分のことすら考える余裕がない・・・つまり自分勝手が出来ない、ということが問題なんだと思います。トランプ氏は、当選前とは違って「もしかするといい人なのかも」という報道が急に増えてきました。メディアは風見鶏なんだなあと改めて思うと同時に、卑屈にならないよう、毎日を過ごしたいと思っています。