遅れなど
朝、近所のおじさん(敢えて名前を伏せておきます)から「大寺さんがどんなことをやっているのか初めて解りました!」と嬉しそうな電話をいただきました。「遅セエよ!」とその場でツッコミたくなりましたが、そんなオトナゲないことはしません。おじさんは、どうやら、ネットが接続できる環境に行って、僕のことを検索したらしいのです。「地域に住んでいる人のほとんどが僕のブログのことを知らないのではないか?」と心配もされていました。
そう、そうなのですよ。
自分にコンタクトをとってくるのは鹿児島市内の方や東京の方が多く、地元の人ほど自分については知られていない様な気がしています。もちろん、ブログに載せる情報というのは人生のごくごく一部だし、本当に重要なことは逆に載せられないわけですから、ネットが繋がっているからと言って、その人を完全に理解出来るわけではないのですが。
そのおじさんにも、その場でこう伝えたのです「現代は実社会とネット社会が支え合う様な関係になっていて、どちらかが欠如すると疲弊してしまうと思います」と。咄嗟に出た言葉でしたが、まあ、そう思っています。
ネットから伝わってくる情報は、テレビに比べると嘘も多くて信頼出来ない、という人も増えていますね。しかし、嘘と本当の間にあること、それが沢山見えた方がいいと思います。そういう境目を沢山、毎日目にすることによって世の中の流れが、ぼんやりと掴めてきます。このぼんやり感が実は今の地球の将来を左右していますよね。見るよりも発信することの方が重要ですけど・・・。
そのおじさんには、ゆっくりとインターネットのことを教えてあげたいです・・・
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画像は、20年以上前に書いたイラストです。この頃はメールによるデータ入稿がなく、出力屋さんに頼んで反射原稿にして、バイク便で納品というスタイルをとっていました。デジタルの利便性が、一般的には浸透していない時代でしたね。