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date 2017.2.6
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ミカクニンテン無事終了

ミカクニンテン無事終了

おかげさまで昨日(2/5)、ミカクニンテンが無事終了しました。僕は会期中3日しか足を運べませんでしたが、お客さんは常に途切れず、トータルで400人ほどの方々に鑑賞していただくことが出来ました。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。
今回は、企画・監修として携わり、作品の内容については最低限のアドバイスのみ、という役割に徹しました。26歳から22歳までの若手4人、展覧会を通じて何かしら得るものがあったと思いますが・・・どうだったのでしょうか。
自分が、最近感じている恐怖は、「イラストレーションという概念」が急速に「アニメやマンガ」と区別がつかなくなってきていることです。実際、もうそんな壁は存在しないのかも知れません。
当然、若者たちの営業活動領域というのは、コミケやアートイベント、web上ではpixivなどのサービスが中心になっているのでしょう。何の影響なのか一概には言えませんが、村上隆のようなハイアートがアニメや漫画と親和性が高いことにも起因しています。自分が心がけてきた、デザインやイラストの領域は、その間に挟まれた実に中途半端な立ち位置、と世の中からは受け取られているのかも知れませんし、そんなことは気にも止められていないのかも知れません。
自分の生き甲斐ややり甲斐は、影響を受けた時代性から「グラフィックデザインの文脈でのイラストレーション」にほぼ依存しています。
おそらく、この領域に関わる人の数は少なくなってくると思われます。だからこそやり甲斐がある。今回の展覧会のスタイルも、自分が肌で感じてきたやり方を若い世代に伝えたかっただけなのです。

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