デル・トロ監督
色々と用事が重なって、個展会場に足を運ばない日もあります。そんな日の空き時間に映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を観てきました。デル・トロ監督は「パンズ・ラビリンス」以来の大ファンで、DVDやブルーレイ、画集などを手に入れないと気が済まない作家の一人です。
そんな彼がこの作品でアカデミー監督賞と作品賞を受賞したのですから、観に行かない理由などありません。なるべく早く観て、みんなに気持ちを伝えておきたい、そんな思いで劇場に走った次第。
・・・・・傑作でした!
このような感覚や世界観が、今回広く評価された背景には、トランプ大統領の一国至上主義、排他的な政策などもあると言われています。まあ、そういう一面は確かにあるでしょう。しかし、デル・トロ氏は昔から変わっていないと僕は思います。モンスター好きやSF好きという人たちは、自分も含めて、少数派の側に立つことが多いからです。大きな流れに(無意識的に)身を任せてしまう人たちが、必ず好きになってしまうもの・・・そのフィールドに対しては、常に警戒していると言ってもいい。
そういう意味で、この感覚は、急速に大きくなることなく、丁寧に育まれなくてはいけないなあと感じているところです。言い方が難しいですね。















