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date 2018.4.17
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個展最終日の帰り道の記憶

個展最終日の帰り道の記憶

久しぶりのブログ更新です。ほぼ一ヶ月、サボっていました。実は、例によって展覧会が終わって必ず訪れる「抜け殻状態」に突入していたんです。しかし、これまで経験した状態とはかなり異なっており「ボーッとしている」というよりは「次にやらなくてはいけないことが押し寄せている」という感覚だったんです。人生の潮目が変わってきた、ということなんだと思います。
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個展の最終日は、近所でいつも仲良くしている中城良治さんが、搬出を手伝ってくださいました。搬入時は自分の車で4往復したんですが、帰りは一回で済みました。本当に助かりました。有難うございます!
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中城さんのワゴン車と僕は別々に帰路につきました。僕は今回、アートの森を27回往復した時に一番気になっていた中華屋さんにようやく寄ることが出来たんです。いわば「一人きりの打ち上げ」ですね。昼間、美術館で(おそらく)500人くらいの方と交流をした後、薄暗い中華屋さんに入って行くというのは、環境ギャップがものすごい。しかし、その差を楽しむことが出来ました。ラーメンと餃子を注文、一人で黙々と食べたんです。奥の席ではおじさんたちが、野球の試合を終えたばかりの格好で飲んでいました。
帰りに、外の自販機でグレープジュースを買ったら、何本も何本も、滝のようにペットボトルが出てきました。慌てて中華屋さんの主人を呼んで「僕は一本だけ買ったから、あとは何とかしてください」と言い残して、店を去ったのです。あのジュース達は、僕に何かを語りかけてくれたのかも知れません。

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