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date 2018.11.9
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Queenについて語る(前)

Queenについて語る(前)

 映画「ボヘミアン・ラプソディ」が本日公開となったタイミングで、クイーンについての想い出を語ろうと思います。
 多くのクイーン・ファンと違って、SF少年だった自分は、映画「フラッシュ・ゴードン」のサントラ(1980年)を手がけたことで(それまではぼんやりと知っていましたが)、彼らの存在をより身近に感じることが出来たんです。そんな訳で、最初に買った彼らのアルバムは「フラッシュ・ゴードン」。「オペラ座の夜」や「世界に捧ぐ」を頂点と感じていたファンたちは、もしかするとクイーン離れをしていた時期だったかも知れません。
 「フラッシュ・・・」を聴いてから、すぐに直近作である「ザ・ゲーム」(1980年)を聴きまくり、どっぷりとクイーンの世界へ浸っていくのでありました。それまで、サントラ以外の音楽の楽しみ方で言うと、アニメソングや歌謡曲が視野の上限だったんですが、クイーンとの出会いによって音楽の幅広さや魅力を知ることになります。ビートルズは、ちょっと前の世代の音楽という認識でしたが、クイーンの場合は現存する最も魅力的なロックグループという立ち位置。中学生だった自分には彼らの存在は謎めいていて、光り輝いていました。

それから、高校時代(1982~85)、浪人時代(1986)、大学生時代(1987-1990)と、クイーンの新作を聴くと同時に過去作も遡って楽しんでいく時代が続きます。特に浪人時代は、国分寺にあった「珍屋」という中古レコードショップで、「戦慄の王女」(1973年)から「JAZZ」(1978年)までの7枚を、それぞれ700円程度で手に入れたことを覚えています。
 1982年11月3日、西武球場におけるコンサートにも足を運びました。当時は「チケットぴあ」のシステムもなく、広尾だったのか中目黒だったのか・・・マンションの一室にある音楽事務所にチケットを取りにいったことを覚えています。東京といっても西東京育ちだったので、都営地下鉄に乗り継いで音楽事務所に辿り着くまでの道のりは不安で一杯でした。
 そしてコンサート当日は、西武球場行きの臨時列車が出たんですよ、こんなことってあります?高校生にとってはスゴすぎて意味が解らなかったですね。コンサート自体は、今のような大きなオーロラビジョン?はないため、マッチ棒のような大きさのメンバーを遠くからずっと見つめ続けていた記憶があります。余韻を楽しもうと球場に最後まで残っていたのですが、かなり近くの場所から、あろうことかフレディが居残り組の我々に手を振ってくれたんです!自分にとっては、一瞬の出来事でしたが「目があった」「フレディのオーラを見た」という体験が自分の創作意欲の一部を支えています。(1985年の武道館にも行きました)

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