ぴょこたんのおばけめいろ181(いっぱい)
小学二年生の三男が、必ず旅先に持っていく書!それが「ぴょこたんのおばけめいろ181(いっぱい)」・・・。暇つぶしになると言っています。小学生の低学年で「暇つぶし」という概念があるのがハテナ???なんですが、「ゲーム機の代わりに持っていると落ち着く」そんなニュアンスなのかも知れません。彼は「いざという時に役立つ」と思っているのか・・・ポシェットに子供銀行の一万円札を数枚入れています。
著者の、このみひかる氏は検索すると「なぞなぞ漫画の第一人者」と言われていて・・・日本におけるこの手の迷路やクイズは、この方から派生していったことが伺えるんです。1928年生まれということですから、キティちゃん以前にこのウサギのキャラ「ピョコタン」は誕生していたのかも知れません。3人の男の子を育てて、子育て14年目ですが、(無意識的な出会いはあったにせよ)不思議なことにこのみ氏の作品をしっかりと意識できたのはつい最近、この分厚い本を手に取ってからのことなんです。
絵柄は、実にホッとさせられるもので、ゆるキャラのような危うさもなく、かと言って的確なデッサンベースでもない、絶妙な立ち位置にあります。その部分が多くの読者を獲得している原因なんでしょうね。