ネット依存とその逆など(下)
メールを20年以上に渡って使いこなしてきた自分たちの世代、SNSを使って7〜8年になるだろうか・・・。これは、昔の人からすればテレパシーを使っている様な状態だと言える。使い始めの時期は、言葉の端々に傷ついていた時期もあった気がするけど、それは絵文字で回避したり、実生活のキャラクターなどを考慮して、文字の奥にある何かを感じ取っている。
こうした経験を一切持たない方々とのコミュニケーションの場が、地域ではしばしば訪れる。自分は、どんな書類を提出しても、口で説明しても、「わからない」と言われることが多い。きちんと説明するには、20年以上前の伝達方法を思い出す必要があるのだ!これがなかなか難しい。いわゆる「裸と裸の付き合い」ということなのだろうか。ボディタッチをしながら(というのも現代では問題がある様だ)、お酒を酌み交わしながら、懇切丁寧に、時には乱暴に語り合わなくてはいけないのであろう!そういう場に価値があることもわかっているつもりだけれど(まあ、わかってないんだろう)、もっと前に進むために、優先させることがある・・・。
高齢者向けのSNS教室を開いたり、異なる伝達手段の二者をうまく繋ぐ翻訳者を育成することが重要になってくるだろう。