宮崎からの帰り道、西都城で下車して都城市立美術館へ。この場所、何度か訪れたことがあるのですが、志の高い展覧会が目立ちます。権威主義的でないというか、新鮮な視線を感じることが出来るんです。
今回観た展覧会は、10年に一度の企画展。知り合いも何名か参加していました。恐る恐る会場に入ってみて、そのまま「気まずい状態で」退出する展覧会って、誰にでも経験したことがあると思います。
この展覧会は全く逆で「もう一度必ず見に来よう」と思わせる何かがありました。
撮影自由、と書かれてあったので何枚かパチリパチリと記録しましたが、敢えてここでは公開しないでおきますね。
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MESSAGE2017 南九州の現代作家たち@都城市立美術館
気になる看板
ようやく至近距離での撮影に成功〜。
この看板、ずっと気になっていたんです。いつもは運転中に、あっという間に通り過ぎてしまうのですが、今回は鉄道の旅だったので、西都城駅から目的地「都城市立美術館」に行く間に出会うことが出来たのです。
原耕
下村貢さんの展覧会を観に、坊津歴史資料センター「輝津館(きしんかん)」に出かけてきました。
坊津に行くのは遠いなあ〜思い込んでいたんですが、ナビ通りに車を走らせると、自宅から丁度1時間でした。知らない道・・・もしかすると新しく出来たのかも。鹿児島市内中心部に行くのと、時間的には変わりませんね。都市部に向かうよりも南下する方がワクワクするのは何故でしょうか。
常設展も見ごたえのあるものでした。この日は生憎の天気でしたが眺望も素晴らしい。坊津や秋目は、南薩で最も好きな地域です。
輝津館から浜までは100メートル、と書いてありました。海水浴が出来るのかどうか、今回は敢えて確認せず。来年の夏は家族で訪れたい場所です。
そして、気になったのがこの銅像。なんだか可愛らしい人物ですね「原耕(はら こう)〜南方漁場開発の先駆者」と書かれてありました。
この地域は日本の三大貿易港としての役割を果たしていた時期もあるそうです。坊津という地名が物語っているように、お坊さんもこの場所から日本に入ってきました。これから未来に向けて、かつて薩摩藩がそうであったように、海洋国家としての立場をより明確にすることが、最大級に効果的な地域おこしになると思っています。
(下村さんの作品の素晴らしさはここで説明するまでもないので割愛させていただきました)
ジェダイの哲学
12月にエピソード8の公開を控え、こんな書籍が登場。
スター・ウォーズの魅力を一から伝えるのは本当に難しいのですが、作品の抱える宗教的な内容や哲学的な思想が、SFファンに限らず、普段は全く違う現場で仕事をしている様々なファン層の心を掴んでいると言えます。小学生の頃の自分に立ち戻ると、何故「反乱軍」という呼び名が正義の味方なのかわからなかった。それまでは、仮面ライダーなどのヒーローものの構図だけで頭がいっぱいだったから。
自分はどうやって生きればいいのか?この表紙の帯に書かれている通り、手放すことを教えてくれたのはスター・ウォーズでしたね。とにかく、長くなりそうなのでまとめますが「ヨーダの発言やジェダイ騎士の行動を細かく読み解きつつ、人生相談に答えてくれる指南書」と言えます。これから人生を切り開いていく、思春期の少年に読んでもらいたい。
漁師になる、そして地球の未来
小学一年生の三男に、急に魚ブームが訪れています。きっかけはyoutubeだった様ですが、ドアに「つりぼり」と書かれたプレートが貼ってあったり、先日はバス釣り専門誌を買って付録のDVDを見入っていました。リアルワールドでは、近所の方に投網漁に連れていってもらったり・・・いろんな体験を積んでいる様です。ついには「漁師になる」と言い出す始末で、「お父さんの晩御飯を取ってきてくれよ」と適当な相槌を打ちつつ、どうなるのかと静観しているところ。
子供の趣味は目まぐるしく変わるので、その都度、出来る限りのサポートはしているつもり・・・自分の夢も、子供たちに合わせて変容してくる。(関係ないかも知れないけど、ちょっと前にはオムツ代が月に8000円くらいかかった。今は牛乳代が1万円くらいかかっている!)家族中の願いや夢は、本当にどんどん変化していくと思う。地球レベルでも毎日毎日進む方向が変わる。その集合知というのか、平均値が明日を決めるんだろう。
打ち合わせ
自宅から車で20分ほどの某地区に素敵なカフェがオープンしました。打ち合わせで利用したため、今回はコーヒーのみのオーダーとなってしまったのですが、老夫婦がランチを楽しんでいる姿、赤ちゃん連れの姿も目立ちました。三世代が利用できるような場所でないと、飲食業は成り立たないと言われている鹿児島。この話は田舎ならどこでもそうなのかも知れません、特定の客層を狙ったような格好の付け方ではダメだということですね。飲食に限らず、何でもそうなのかも知れません。自意識を捨て去る場面と、本当にやりといことを・・・どのような割合で混ぜていくのか?
このカフェは、一瞬しか利用していませんが「三世代の利用客を目撃できた」という意味で、とても可能性を感じたのでした。永吉にもこんな場所があったらいいなあ〜