孫もどし
大隅半島の旅で・・・こんな看板を目にした。「神野に住んでみませんか・家族移転・孫もどし運動実施中」。そして、しばらく走ると今度は「呼び戻そう神野へ・ホタルやメダカと子供たち」。過疎化が進んでいるのだろう。気になったフレーズは「孫もどし」の部分である・・・他ならぬ自分が、孫として故郷に戻ってきたのだから。東京での生活は、どこか地に足がつかないものであった。居心地が悪く田舎暮らしに切り替えてみたものの、予想に反して世の中の動きはどんどん都市型へ。田舎暮らしを趣向する人も増えているのかも知れない、しかし都市に移り住む人に比べれば圧倒的少数派である。このまま世の中は一極集中型を加速させるのだろうか。テレビ、雑誌・・・世の中で作られている情報の殆どが都市から発信されているのだから、影響を受けるのも仕方ない。確かに都市は面白いだろう、ああ、面白いとも!でも年に1-2回、ディズニーランドのような楽しみ方をすればいいのであって、住む必要はないのでは?この看板を目にして価値観が変わる人がいるとは思えない。でも、価値観を早急に変えなくてはいけないと毎日感じている。どうすればいいのだ・・・。過疎化の度合いが激しい村に若い公務員夫婦を強制的に送り込むのはどうだ!自給自足率に応じて税金を決めるのはどうだ!民主党は何かやってくれるのだろうか・・・。
テディ
2007/08/03 21:21
「衣・食・住」ではなく
「医・職・教」だそうです。
生活をしていく上で十分な収入が得られ、
子育てや自分の知識を豊富に保てるだけの
教育サービス、都会と遜色ない医療サービスが
受けられる三拍子が揃えば、移り住む人が増える
というものです。
もう一つ、建築家の間では、
「都市縮小」という研究テーマがあり、
無理に人口減少を食い止めるのではなく、
「人口が少ない街」を売りにした都市縮小化の
再開発を行い、人口の密集した大都市との差別化を
図る考え方があるそうです。
大都市に住む人程、住居費と教育費のどちらを
優先させるか(両立は無理)という問題を抱えています。
その解は田舎にあると思います。
「医・職・教」には最高の通信インフラが不可欠だそうです。