いよいよ搬入
展覧会の搬入というのは、経験したことがないと簡単なものに感じられるかも知れない。実際には作品の面積と、壁の面積から額と額の間隔、配置した時のバランスなどをミリ単位でを割り出して設置していく、かなり緻密な作業。ギャラリーに用意されたメジャーは勿論インチ表記なので、慣れない数字と悪戦苦闘しながら壁に釘を打っていった。最後の最後まで何が起こるか解らない、誤って額縁を落としてしまったら・・などと最悪の事態を考えながら緊張の時間が続いた。僕は、飛行機に手荷物で持ち込んだプリント自体を、予め送ってあった額にはめ込む作業に手間取ってしまった。それでも何とかギャラリーの退出時間には間に合い、どうにか形になった。明日到着予定のたけいしょういちろうさんの壁はまだ未完成の状態だが、作業は明日のオープニングパーティー直前まで続くことになりそう・・・。
