道具
散歩の途中で出会った、とあるお宅の軒先。一見して違いの分からないスコップが並んでいた。いや、よく見ても違いはわからない・・・。「似たようなモノ」を数点並列する事で違う意味が生じてくる。おそらくこの方は、土の状態や天候、作物や花の種類によって使い分けているのだろう。デッサンの時に2Hを使うかHBを使うか、はたまた6Bを使うかという、そういう選択に似ているのかも知れない。
いずれにしても、こうした佇まいは「ただ者ではない」何かを感じさせる。プロっぽいとも言えるし、マニアっぽいとも言える・・・。
逆に言うと「これ持ってるよ」というだけで、似たものに手を出さない人というのは、そういうキャラクターとは正反対の場所にいる、という事になりますね。