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date 2007.12.17
category garden
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お土産って何だろう


奄美大島で手に入れたお土産たち!写真上にある茶筒風のものは「かりんとう」で現代的な洗練されたデザインだったのですが、他に買ったものは・・・・どれもこれも奄美大島独特の南国DNAを感じるデザインですね。緑と赤をガーンとぶつけてしまう。手書きの文字、単色〜二色刷り。などなど、ついつい分析してしまいますが、真似できるものではありません。いや、この「濃さ」がたまらなくセクシーなんですね。しかも黒糖系のお菓子はハズレなくどれも美味しい!
でも、買う動機になった一番の決め手は「これ、ネットでは買えないよな」という事。NYでもいろいろと物色しましたが、やはり「帰国後、Amazonで」という選択肢があるモノは買いませんでした。特に書籍などは重たいので、当たり前ですよね。
そんな訳で、これからの時代のお土産というのは「決してネットでは手に入らないもの」になるんでしょう。先日、大先輩から「焼酎を県外に出すな!」という意見を聞きましたが、そうして地域の価値を高めればが観光客が増えるかも知れませんね。

Comments: 2 comments

  1. 幻の果てに

    黒糖のお菓子は美味しそうですね。
    原材料のみで混じりっけなしの誠実な製作者の人たちの
    気持ちがお土産や訪れた人、それぞれの思い出を支えている
    ように思いますね。
    毎日のように食品系の偽装が公然と行われ、それに対して
    過敏に反応していく社会。加速度的に失われていく
    人間同士の関係性の間にネットが割り込んで来る。
    便利ですが複雑な思いがしますね。
    文明は革新的に進んでいく反面、人間はそのシステムに
    引き摺られるようにして肉体の日々欠損して止まないある部分を補う為に労する。滑稽ですな。
    お金が動き、規模が大きくなればなるほど初心の純粋な気持ちが去り、引き摺られるように自分に対してさえも裏切り行為を行う。滑稽ですな。。
    デザインの素朴さゆえに強い信頼感を覚えるのは、悲しく間違った認識かもしれませんが、已むお得ないのかもしれません。
    観光客が増える事で失っていく多大なリスクも考えないといけないですね。
  2. 幻の果てにさん→
    サトウキビを煮込んでいる様子が見られる黒糖屋さんがあり、湯気の出ている黒糖をカットしているおばさんから直接買う事が出来るんです。昔はそういうシステムで社会が成り立っていたのに、流通システムが複雑になったり、中間業者があまりにも多くて、大切な部分が狂ってきたんでしょうね。鹿児島はそういう意味では生産者と消費者の距離が比較的近いために、食に対する安心感が強い地域です。
    観光客が増えると、失うモノがあるのかも知れませんが、減ると滅びてしまうかも知れない。難しい問題です。これからの10年で価値観の転換を図らないと、鹿児島にある多くの限界集落と呼ばれる地域はなくなってしまいます。