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date 2005.7.13
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レイヤー


どうやってイラストを描いているのか、質問されることが多いので・・・今回は「レイヤー」について解説します。従来の絵画と違ってコンピュータ上では、「レイヤー」と呼ばれる階層構造を使って表現することが出来るようになりました。奥から手前まで、距離ごとにデータが分かれている。簡単に言うと、数十枚のセル画を重ねた様な構造になっています。そのセル画は、いつでも順番を入れ替えることが出来ますし、特定のセル画のみを、一時的に隠してことも出来ます。このイラストで言えば、手前のケーキで隠れてしまった地面などは全て存在しています。絵の具の場合、塗り重ねてしまえば、奥にある色は潰れてしまいますよね・・・。データであれば、全て描き終えた後に、空を夕焼けに変更出来ますし、イチゴだけとってしまっても、その部分が白く抜けることはありません。アナログ時代からすれば、考えられない事です。
(今回の記事は建築家の110さんからのリクエストでお届けしました)

Comments: 4 comments

  1. 改めて考えるまでもなくレイヤー毎に分かれているというのは、当然なのでしょうけど(自分もCADデータはレイヤー使用)、ディスプレイ上で段々と立ち上がってくるマティックさんの絵を目の当りにした時、なぜかビックリしてしまいました。
    おそらく僕の中ではデジタルデータとして(否定しようもなく?)現れているマティックさんの絵に驚いてしまったのかもしれません。
  2. 烏口と面相筆でデザインやってた時代の私には、パソコンでデザイン画を書く、ということすら良く分かりません。でも、面白そう!いつか、やってみたいです。
  3. 烏口と面相筆でデザインやってた時代の私には、パソコンでデザイン画を書く、ということすら良く分かりません。でも、面白そう!いつか、やってみたいです。
  4. 110さん→
    印刷された段階が、皆さんの目に触れる最も多い状態なので、データで見せると、違う印象になるのでしょうね。物質と情報の差なのではないかと思っています。物質から開放されているデータのみの状態は、快感でもありますし、弱点でもあります。
    フラさん→
    いつか・・とは言わずに今から始めてみては如何ですか。アナログ経験のある方の方が、確実にイイ作品を残せると思います。