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date 2006.9.18
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新日曜美術館


新日曜美術館「石田徹也」を観て、久しぶりに画面に釘付けになった。僕よりも7歳下で、31歳で既に他界。出身校は同じで、デザインを専攻している点も同じである。就職しないでバイト生活、途中までは自分と経歴が似ている、しかし彼は画家を目指した。「絵」そのものがとてつもなく大きな使命感を持っている。絵が持っている本来の力。しかし「オレオレ」主義の画家ではない。対象を一歩下がって観たような冷静さがある。デザインをベースとした大衆性を兼ね備えていると言ってもいい。普段、絵に接していない様な若者が、彼の絵を観て驚く場面が番組中で紹介されたが、作品の力強さを裏付けるものであった。
このような優れた作家は、「他界するという付加価値」なく、もっときちんと世間に浸透するべきだったと思う。周りで認めていた人達は、著名人、素人と沢山いたようだが・・・。何故いつもこうなってしまうのだろうか。やはり、もっと美術全般に対する興味が高まらないといけないのかも知れませんね。
久々に刺激的な作家でした。

Comments: 3 comments

  1.  こんなにすごいコメントをかけるOhtematicさんが、私はすごいな~と思いながら読みました。ところで、、、、、
    この写真の乗り物(?)は、、かば?子供用の乗り物ですか???なんだか、バックグランドは綺麗な自然の風景で、この中途半端に未来的な乗り物・動物はなんなのか気になります。 やっぱり、これは鹿児島なんでしょうか。
  2. 石田徹也さん、生きていて欲しかった。あの絵の目に焦点が合う日が来る可能性はあったのでしょうか…。
    普段ふさいで生きている心のフタの、頑丈なねじを外されそうな気持ちになりました。私は、生きていきたい。生きて伝えたいです。
  3. AicoNCさん→
    石田氏の絵についてのコメントは、まあイイとして・・。
    この乗り物、長崎鼻パーキングガーデンにて撮影したものです。ロボゴリラ君なんですが、何かのアニメに登場したキャラなのかどうかは不明です。ヤッターマン系の感じもします。ご存じの方がいたら、是非お知らせ下さい。
    はなさん→
    やはり作家が軽視されている現実がありますよね。とりあえず、マクドナルドでバイトをするよりも、きちんとした報酬というか、対価が払われて然るべきだと思うのですが、ただ同然でアーティストを使う人が多すぎる。はなさんは是非とも長生きして、伝え続けて下さい!