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date 2009.1.19
category living
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本日、ギャラリーはオープンしています。


今日は自宅で仕事をしており、ギャラリーには出向けませんが・・・どうぞよろしくお願い致します。
初日に、アナログ作品とデジタル作品について、とある方と話をしたんです。アナログ作品の方は、手数も密度も薄いが、柔らかい空気感が出ている・・との事。デジタルに移行して、最近では特に「一枚絵」というものにこだわって、ひとつの風景を描くスタイルが自分の中では主流になっていました。過去のアナログ作品や、今回の新作は、そうした風景から離れグラフィカルな表現が主体となっています。技術的、時間的な問題もあって、そうせざるを得ないのです。昔は、デジタルの方が想像以上のイメージとスピードで、自分の世界を表現出来ると思っていました、勿論、今でもそういう瞬間は度々訪れます。しかし、アナログは時間がかかる・・というのは間違った考えだったのかも知れません。同じ時間をかければ、おそらくアナログの方が人に伝わるモノが作れる。やはり、紙自体の質感とか、迷った筆跡が醸し出す「何か」に来場者は「ひっかかり」を感じているのかも知れません。しかしこれは、一対一の関係で、空間も限定されています。デザイン=イラストレーションの世界では、大量に複製され、不特定多数とのコミュニケーションが前提とされているため、デジタルとの相性の方がいいのでしょう。結局、展覧会では両方とも提示している訳なんですが・・・。
写真は、おとといギャラリーにて作業中の写真。イイ空間です。

Comments: 2 comments

  1. アナログからデジタルと経験を重ねてきた世代なわけですが、大量複製されてもデザインとイラストとの相性がいい場合もあると思います。
    最後はとにかく粘ってみるとか、試しに印刷してみるとかして探っていくしかないんですよね。
    マティックさんのイラストは、デジタルでもアナログでも、デザインと相性がいいと思います。クライアントさんに「温かさがあってすごく好き」って言われてますよ〜!
  2. はなさん→
    有り難いお言葉です!元々、原画に価値を置くやり方には抵抗があったんですよね。富裕層を相手にするのが苦手という事もありますが、元々、デザインが好きだったんでしょうね。
    今は、一歩下がって、展覧会場での空気感、ライブ的なものというか・・・そんな状態を考えるのも面白いなと思っているところです。まあ、これもデザインですよね。