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date 2009.12.28
category living
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上映会+忘年会=勉強会


最後の忘年会に出席してきました。と言っても今年気に入った映像作品をYouTube上から流すという上映会がメインイベント。主催者には予め作品を伝えてあるので、既にお気に入り作品はプレイリスト化されており、シームレスに映像が配信されていきました。僕はこの夏にようやくブロードバンド化が実現し、YouTubeデビューの年だったので、感慨深いイベントでした。
全部で3〜40本は観たと思いますが、ひとコマずつ「何かをズラして撮影したもの」をデジタルで繋ぐというスタイルの作品が目立ちました。手間は無茶無茶かかるんでしょうけど、やはり一番気持ちを伝えやすいのかも知れませんね。古いアニメも何本かありましたが、真剣に作っていても結果としてその稚拙さや重さに笑いが起こったものもありました。
最新のものから過去のもの、プロの作品と偶然撮影されたアマチュアの作品、これらが並列に鑑賞出来るというのは当たり前になってしまいましたが、スゴイ事ですね。「本業ではないが、アフター5にコツコツ作られた作品」に「平均85点以上をコンスタントに作り出すプロの作品」よりも価値を見いだす人がいるのではないかと、先日のネットワークミージッキングのシンポジウムでも話題になりました。仮にこのような状況が浸透してくれば、映像で食べている人はもとより、職業画家や職業音楽家は駆逐されてしまいます。本業がある人は、趣味の作品でお金をとりませんから。
ただ、そういう時代ではあっても、きちんと鑑賞すれば区別がつく筈なんですよね。その感覚が崩れた社会にはなって欲しくないものです。
難しい話になってしまいましたが、随分と充実した忘年会でした!

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