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date 2009.8.23
category garden
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山を買う


オーテマ・ハウスの東側に位置する連続した土地(宅地〜保安林〜山林)、約1800坪が売りに出された。
買った・・・!
本当に近所だけど、何しろ山だし、人のものだったので足を踏み入れたことのない場所でした。
「山を買う」、これまでの1200を超えるエントリーの中では、一番笑ってしまうタイトルかも知れません。自分で山を買う日が来るなんて思ってもいなかったから。買ったと言っても、現金が用意出来る訳もなく、また借金である。幾らか?と聞かれるとここでは答えられないんですが、渋谷で払っていた家賃の8ヶ月分とだけ答えておきます・・・。とにかく、話があった時に運命的なものを肌で感じたので、どんな山であろうと、これは手に入れない訳にはいかなくなったんです。
鹿児島に移住するきっかけになった理由のひとつ、以前「幻想のスロウ・ライフ」でも述べたのですがもう一度紹介します。・・・東京での暮らしというのは、徐々に家賃を上げていって、よりよい生活を求めるというスタイルが殆ど。自分もそれを実践していました。しかし、その価値観には限界がある。ヒルズ族にまで上り詰めたとしても、それを豊かとは呼べない、最近報道されている通り覚醒剤の巣窟になっているんですから。最近仕事をしたとある経済誌でも、相変わらず「都心のタワーマンションは買いか?」という特集をやっていたり。そういった方向性で生きる人と自分を徹底的に差別化するのが、ここ数年の重大なテーマになっています。ブランド化された場所に住むのもいいでしょう。しかし、まったく何もないところを開拓していく方が自分にとっては面白い。1800坪の山・・・登ったり降りたりして散策しましたが、古い墓石が残っていたり、土砂災害の危険箇所だったりと、常識的に見れば負の要素も目立ちます。でも、キレイな山。ここに小屋を建てたら面白いだろうな。頂上に旗でも立てるか。イマジネーションが広がります。スカイウォーカーランチほど広くはないけれど、将来地目を変更し、アニメーションスタジオでも建てられれば楽しいだろうな。映画館や喫茶店は出来ないだろうか・・・などと、妄想がふくらみ続けます。実現出来なくても、ある程度のリアリティを手に入れられる事に価値があるんですよ。
このような物件は沢山あると思われます。里山は、人の手が入らないと崩れていきます。国土を守るという意味でも、皆さん・・特にクリエイター系の方々は今こそチャレンジするべき時ですよ。
山の名前を、オーテマウンテンにするか、永吉オーテの森(霧島アートの森に対抗!)にするか・・・いろいろと考え中です。
写真は山の二合目あたりからオーテマハウスを見下ろしたところ。遠くに野間岳が見えます。いかにも鹿児島の夏!ですね!

Comments: 16 comments

  1. 昨日、全国中学校相撲選手権大会の応援に、吹上浜公園体育館に出かけました。自分の母校が参加していました。
    会場に行く途中、お宅を訪問したのですが、お留守でした。山を見に行っていたのですね。
    県内には、荒れた山や竹林が目につき、故郷の里山も気になっていました。とても真似はできませんが、素晴らしい取り組みだと思います。頑張ってください。
  2. すげ………
    今度鹿児島に戻ったら遊びに行ってもいいですか?(^_^)
    実は一度もお伺いしたことがないんですよね…
  3. おめでとうございます!
    ヘルマン・ヘッセみたいになって来ましたね。
    以前、温室を建てたいと仰ってましたが、
    現実味が出てきましたね。
  4. よしみーん

    え!!ホントの話かいーーー(笑)
    「キレイな山」何よりこの一言がよい買い物だった証拠ですね。よかったら散策写真を見せてください!
  5. ミロカエ

    山を!
    すごい。
  6. よっちん

    食い意地の張っているワタシはすぐ、【たけのこ、松茸..】が頭に浮かびました(笑) たけのこ堀り体験があれば呼んで下さいね♪
  7. いでぐち

    おおぅッ、キャンプし放題!
    男のロマンだー、秋はマロンだ〜!
  8. masanori

    今年一番のニュースですね!
    サンダーバード並みの秘密基地を作ってください。って、もうこの時点で秘密じゃなくなりましたね。
    こんど標高を教えてください。
  9. 画像を拝見すると、オーテマ・ハウス with ベルゾーニ山麓 といった趣き。
    もはや、21世紀版「ナイトフライ」の具現化と言っても過言ではありませんね。
    オーテマ・ハウス経由で山頂から夜毎発信される小粋な音楽やメッセージに
    引き寄せられるように吹上への移住者がどんどん増えてくる・・・
    そんな事を思い描いてしまいました。
  10. メローなCHBAの週末

    そうですか・・・やっぱいっちゃいましたか。。
    さすがですな。
    古い墓石ですか。惹かれますね。(そこかよ。。)
    この里山も島津の殿様から拝領した土地ですよね。
    地籍調査してみたいですな。
    スゲー!!
    何だか夢のようですな~。
  11. 現地拝見した瞬間「男の子の好きそうな山だ〜!」と直感しました。
    夏休みのカブトムシのニオイ?
    こりゃもう買うな、と…。
    勝手に郡山友の会も保全班としてスタンバイしております。
    出動要請、いつでもお声かけください!
    いや、シイタケ隊員によると、まずは森林組合への相談が先でしたね!
  12. kirinさん→
    昨日は、一日家におりました・・・残念です。次回は、タイムトンネル(アトリエ)の入り口に直接お越し下さい。
    里山の管理・・・森林組合に連絡すれば(おそらく全額)補助金が下りるそうです。気になる山があったら、何とかなる筈ですよ。
    Katsuyaさん→
    是非、いらしてください。Katsuyaさんとは音楽の話もしたいので・・・。メセニーとか、ウェザーとか・・・。
    テディさん→
    ヘルマン・ヘッセ、ですか。先日「芸術新潮」でムーミンの作者の特集がありましたが、彼女も孤島に小屋を建てて晩年を過ごした様ですね。有名無名に限らず、いろんな先輩作家の人生と、自分を重ね合わせる事は良くあります。やはり最終的には山か海、ですよね。
    よしみーんさん→
    本当ですよ。よしみーんさんも家賃一年分で、一山買える筈です。キレイ・・というのは、杉林に加えて、雑木林が残っているという程度の意味です。近所、というのが一番のポイントでした。
    ミロカエさん→
    御無沙汰しております。この夏は鹿児島へは帰ってこないのでしょうか。案内しますね!
    よっちんさん→
    やはり、味覚に訴えるものがないと駄目ですよね。竹林は、保安林の方にありましたよ。そんな訳で保安しなくてはいけないのですが、タケノコくらいは採っても大丈夫ですよね?松茸は・・・野生のものを見たことはありませんが、どうなんでしょう。栽培できるのかな?
    いでぐちさん→
    そうですね。テントをかついで山に入れば、キャンプ気分も味わえます。自宅まで3-4分なので、困ったときは駆け込めばイイし。次回、鹿児島に来たときはやりましょう!男のメロンですね。
    masanoriさん→
    標高、どのくらいなんでしょうか。山、というと大袈裟ですが、小高い丘程度の規模です。でもきちんと頂上があって、そこに行くまでは結構険しいんです。おっしゃる通り、潤沢な資金があれば、すぐにでもトレーシーアイランド化させたいところです。
    Hammerさん→
    失礼しました!ケアレスミスです・・・スミマセン。
    おお〜、ベルゾニ山・・・ですね!久しく聞かなくなった言葉ですが、やはり師匠の中では息づいていたと。FM局程度だったら、低予算で開局出来るかも知れませんね。あの時のフェイゲン以上に僕は歳を重ねてしまいましたが・・・。Hammerさんも今年は是非、現地視察にいらしてください!
    メロー週末さん→
    やはり墓石に噛みついてきましたね。次回、鹿児島に来るときまでとっておきますね。もしかすると頂上に土塁が残っているかも知れません。城下町ですから、何らかの拠点になっていた時代もあるのかな・・?
    はなさん→
    やはり、男の子っぽい山ですかね?女性は白樺とか紅葉とか、そんなヤツですよね。丁度、回覧板で「間伐をしましょう」というチラシが入っており・・・森林組合に相談うんぬん・・・と書かれてありました。相談してみます!
    そういえば、昨日〜今日のイベント、行けませんでした。スミマセン。
  13. ヤスハラ

    おおー、おめでとうございます。
    是非とも温泉掘ってください!
  14. ヤスハラさん→
    御無沙汰しております。温泉、ですね・・・。
    実はどこでも温泉は出るらしく・・・、掘削料が1メートル1万円で、100メートルで出る人もいれば、1000メートルで出ない人もいるといるという・・・。予算が確保出来次第取り組みたいですね。
  15. そ、そうきましたか(^_^;)
     これだと、天文観測出来そうですな。木製の?
    あいや木星や月、きれいですよ!
    う〜ん、このハックルベリー野郎、ほれてまうやろ〜。
  16. Tessyさん→
    そうですね。今の季節、吹上では天の川が綺麗に見えます。森の中に入って観察したら、更に綺麗でしょうね。
    とりあえず・・・次回のKagomugの反省会は、森でやりたいですね。